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「ありがとうございます、ショッピさん。」
全てが片付いた、と思えば急に彼女は言った。
「いえ、ほとんどあの人がしましたんで、お礼はあの人に。」
「それでも、あの決断力と行動力。すごいと思ったんです。」
ここまで褒められると流石に照れる。
「っあ、ありがとうございます。」
「おーい、ショッピ君とそこの......Aさん?やったっけ。事情聴取せなあかんのやけど、時間大丈夫?」
え、めんど。
「そんな顰めっ面すんなて、ぱっと終わるやん。飯食わすで。」
「ウィッス」
「ふふ、仲いいんだね。」
あ、
とでも言いたそうな顔をした彼女。
「ご、ごめんなさい!いきなりタメ語になっちゃって。」
「や、いいっすよ。ていうかこれからもタメ語でも。」
「あ、そう?じゃあそうするー!」
何時もより明るい印象に変わった。
「で、さっさ事情聴取させてくれへん?」
「「あ、」」
事情聴取が終わってゾムさんが恨めしそうな顔しながら見送ってくれた。
「いや、ごめんね。こんな遅くまで。」
「いえいえ。大丈夫っす。」
「ちょっと。ちょっとだけ怖かったから。安心した。」
「そっすか。良かったです。」
「ショッピ君、これからも神社、来てね。」
「当たり前ですよ。」
へへ、と笑いながら帰り道を辿っていった。
(俺も、変わらない感情抱いてるんだけどな。)
なんて。
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翔 - 天才 (2021年9月20日 8時) (レス) id: 13a6b09d34 (このIDを非表示/違反報告)
S&H - とても面白いと思います! (2019年11月9日 12時) (レス) id: 170037bf69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりきり - ゆめ。さん» ありがとうございますっ!!!! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 98ae5c4b13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ。(プロフ) - とっても素敵です!! (2018年7月7日 17時) (レス) id: 1012bf01b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりきり - おにぎりさん» ありがとんこつ。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 98ae5c4b13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆりきり* | 作成日時:2018年6月21日 19時