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「すいません、急に。辛そうな表情をしていたので」

サイドテールを揺らしながら微笑む彼女。

「いえいえ、実際辛いんで(笑)」

なんて、ふざけて返して見る。

「ここの巫女さん.......ですかね?」

ずっと気になっていた事を聞いてみる。

「あ、はい。ここの神社で働いています!Aです!」

「そうなんですね。Aさん、ですね。これから来る時に呼ばせてもらってもいいですかね?」

何故か、彼女と話していると先程までたっぷり溜まっていた疲れが取れる気がした。


「もちろんです!これからも来てくださいね!」

そんな考えも、彼女の笑顔によって消される。

「へへ、はい。」

つられて自分も笑ってしまう。


なんだろう、この感覚は。

楽しい。


「私でよかったら話聞きましょうか?」

「え、いいんですかね?ほぼ愚痴ですけど」

ぷっ、と少し笑うAさん。

「全然。私も暇していたとこなので。」

「はは、仕事中に暇していいんですかねぇ?」

「うっ......」

痛いところを突かれた、と言いたげな表情をした彼女。

「冗談です冗談。聞いてくれると嬉しいです。」









彼女は頷いたり、共感してくれたりしてくれた。

気づけば疲れなどなかったような感覚。

「そろそろ、帰りますね。」

だが時間はやってくるもので。

「はい。また来てくださいね!」


「もちろん。」


そう言って、彼女に背を向け歩き出した。

時間は相当やばい。

「明日も行こうかな........」





彼女の笑顔が脳内に焼き付いて離れなかった。








.

話して下さい。→←あなたとの出会い。



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作品ジャンル:ラブコメ
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- 天才 (2021年9月20日 8時) (レス) id: 13a6b09d34 (このIDを非表示/違反報告)
S&H - とても面白いと思います! (2019年11月9日 12時) (レス) id: 170037bf69 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりきり - ゆめ。さん» ありがとうございますっ!!!! (2018年7月7日 20時) (レス) id: 98ae5c4b13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ。(プロフ) - とっても素敵です!! (2018年7月7日 17時) (レス) id: 1012bf01b6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりきり - おにぎりさん» ありがとんこつ。 (2018年6月25日 23時) (レス) id: 98ae5c4b13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりきり* | 作成日時:2018年6月21日 19時

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