39恋い焦がれ ページ39
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「くそ、まだ何にも見えやしねぇ‥！」
「焦んない。いつまでもガキみてぇな男は嫌われるぜい‥エース」
大きな鯨が銀の水飛沫をあげ、巨大な船体を揺らしながら海を裂くように進む。エースとマルコ、それにたくさんのクルーたちが甲板に総出で最愛の末っ子、Aとの再会を待ち望んでいた。
ハートの海賊団からの連絡ではもうそろそろ。
その時、この船で一番末娘を待ちわびた白ひげがその巨体を揺らし甲板にある椅子へ腰かける。
「さぁ‥‥やっとうちの娘が帰ってきやがった！」
ビリビリと揺れる空気。その圧に海が騒ぎ出す。
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海面が盛り上がり、水飛沫と共に飛び上がる船体。
「来た！あれだ！ハートの海賊団！」
「‥死の外科医、」
そんな声は雲ひとつない快晴の空へと消えてゆく。
静かに黄色い船体のハッチが開かれ、全員が息をのみその瞬間を待つ。
現れたのはトラファルガー・ロー１人。
近付けた船体同士が縄梯子で繋がれ、ゆっくりローが白ひげの船へと足を踏み入れる。
「小僧、Aはどうした」
「無事だ。会わせた後あんたと２人で話をしたい」
ローの発言の瞬間、
カチャリ‥とその後頭部に銃口が当たる。
「‥‥俺は実力を弁えてるつもりだ、勘弁してくれ」
ローは両手を上げやれやれ、とため息をつく。するとまさかの人物がイゾウの銃を下げた。
「イゾウ、下がれ‥こいつは大丈夫だよい」
イゾウは無言で一歩下がり煙管に火を付けそのまま背を向け離れていった。
「勘違いすんなよい‥早く連れてこい」
マルコの言葉に無言でポーラータング号に戻るロー。
するとすぐにハッチから亜麻色の髪が覗く。
「っ‥A、！！」
ジェイドの声が響いて、皆がその名前を呼んだ。
随分と眉上で揃えられた前髪に顎のラインで真っ直ぐ切り揃えられた残りの髪。
ゆっくりとこちらに歩み寄る顔は、今にも泣き出しそうだった。
記憶が混乱してるのだろうか、
まだどこか痛むのだろうか、
皆はまだ、Aが記憶を取り戻した事を知らない。
何かを察した白ひげが立ち上がり腕を広げた。
『父さん、！！！』
その呼び方に、一瞬の静寂‥
そしてすぐに全員の歓喜の雄叫びが木霊する。
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「俺も白ひげに入れて貰えないかなぁ、白熊だけに」
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嫁子ちゃん。(プロフ) - 読者の皆様！こんにちは(^^)新しいアカウントになりました！末っ子ちゃん更新してますので、私に飛んで楽しんで戴けたら幸いです‥(*^^*) (2021年4月30日 9時) (
レス) id: 8e3cf6a3ac (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - マリンさん» 本当ですか？！嬉しい‥( ｡ﾟДﾟ｡)私も書きながら悶絶しております‥wちびマルコ。マリンさまの為に書きますよ！アカウント変わりましたが続編作りましたのでまた絡みに来てください！ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 蒼鳥さん» 毎回だなんて‥泣ける嬉しい(ToT)ありがとうございます‥！アカウント変わりましたが続編‥書きました！是非ともまた感想教えてください( o´ｪ｀o) (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
嫁子ちゃん。(aug)(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます！楽しみにしてもらえて光栄です‥！続編、アカウント変わりましたが作りました。良かったら遊びに来てくださいね(^-^)/ (2021年4月12日 13時) (レス) id: b51500dff7 (このIDを非表示/違反報告)
マリン - 二人がくっついて叫んでました(笑)ちびマルコ….！みたいです！ (2021年4月11日 19時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嫁子ちゃん。 x他1人 | 作者ホームページ：https://Twitter.com/yomeko_zzz
作成日時：2021年3月24日 17時
