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「あ、すみません。大丈夫です」
その優しくて落ち着いた低い声に一瞬心奪われてから急いでその人から離れる。
何が起こったんだと足元を見れば小さいけど深めなコンクリートの穴。
何てドジをしているんだ。
少し恥ずかしくなりながらも目の前の
前髪が目にかかった男性に頭を下げてお礼をする。
目の前の人は気にするなというけれど
あのまま倒れていれば最近の怪我がさらに悲惨なものになっていたんだろうな。
そう考えると深く深くお礼したくなる。
怪我は、されている時よりも
少し時間が経ってからの方が痛みの主張が激しくなるから。
「…そこ、怪我してるよ？もしかして今ので？」
少しまだ心配そうにしている彼から出た言葉。
それから、私の袖もとを指さしてそう言う。
それにつられて私もそこを見れば確かに
白いシャツに赤黒い自分の血がついている。
こんなのどう考えたって今じゃない。
それをわかってなのかどうなのかは知らないけれど
表情一つ変えずに大丈夫かとまた聞いてくる。
「これは、さっき犬にかまれちゃって。
今のじゃないですし、家に帰ったら手当できるんで大丈夫ですよ」
「そっか。結構痛そうだね。気を付けて帰りなよ」
そう言う彼に私もまたお礼を言ってその場を去る。
去り際に振ってくれた腕にあわせながら。
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れいら(プロフ) - 。たなかさん» わー、ありがとうございます！目や声を枯らさないようにだけ･･･笑コメント嬉しかったです！これからもよろしくお願いします！ (2020年1月3日 21時) (
レス) id: 8a7182157e (このIDを非表示/違反報告)
。たなか - れいらさん» いや、もう全部なけちゃうんですよ！！！我慢しててもポロッときて布団のなかに泣き声が響きわたってるんです(？) (2020年1月3日 13時) (レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - 。たなかさん» わー、泣いてくださったんですかー！嬉しいです！ちなみにどこら辺に((無理せず毎秒タイピング頑張ります笑 (2020年1月2日 22時) (レス) id: 8a7182157e (このIDを非表示/違反報告)
。たなか - 感動し過ぎて大号泣したんですけどどういうつもりですか(誉め言葉)無理せず毎秒更新頑張ってください！！ (2020年1月2日 22時) (レス) id: 9e64178d6a (このIDを非表示/違反報告)
れいら(プロフ) - ちょこさん» わぁ！コメントありがとうございます！続き、ぜひ楽しみにしててください！ (2019年12月30日 18時) (レス) id: 8a7182157e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna x他1人 | 作成日時：2019年4月29日 23時
