story.38 ページ39
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ほぼ生歌。
歌声も音源からずれてる。
それなのに集中して聴かれることに少し顔が熱くなる。
聞き終わってから一瞬静かになって三人そろってこちらを見る姿が少し面白い。
「…いや、なんですか」
「いや、これキーなんよ」
「＋２」
落ち着いて歌いたい時には下げるんだけど。
三人はまた一瞬静かになって肩の力を抜く。
それから、よくこんなの歌えたねって。
「まふちゃん出せる？」
「大声で叫んでも無理かも」
「何でキーこんなあげんの」
「…すっごい叫びたくなったんです」
今思えば元から高いボカロを高くしたのは少し異常だった。
さびなんか、叫んでしかいない。
「よく出たね。しかも、歌い方がいつも以上に凄い」
「なんというか、鳥肌」
…褒められた。
舞い上がるほどではない。
もともと感受性は強くないし。
でも、嬉しい。
なんだこの感情。
テストのいい点も新しい機材も
ここまで嬉しくない。
不思議な感覚。
「今度mixさせて」
そんなお願い。
それに便乗する姿。
時間があったらと答える自分。
ほんの一日で
色んな感情が自分を侵食して
自分じゃない自分が見えて
優しさに触れて
嬉しさとともに
幸せなはずなのに
怖い
いずれまたこの感情が消える時が来たら…。
この幸せを求める自分ができたら…。
そんな怖いことがあるのなら
侵食させるなと言っている自分がいる。
…怖い
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Luna(プロフ) - ヤミハナさん» コメントありがとうございます！お力になれたのなら、本当に嬉しいです！ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミハナ - この作品のおかげで少し自傷行為を我慢できるようになりましたありがとうございます (2019年6月10日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 夕蘭さん» ありがとうございます！文才なんて皆無です笑本当にありがとうございます！ (2019年3月19日 22時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
夕蘭(プロフ) - この作品、大好きです！文才分けてください笑笑これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年3月19日 16時) (レス) id: fe8a152210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna x他1人 | 作成日時：2019年3月18日 2時
