story.35 ページ36
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プロにばれるってことは
やっぱりそこまで上手じゃないってこと。
元から歌が上手だったわけでもないからそんなもんなんだろうけど。
なんか、悔しいな。
mixも自分で練習したし
音域も広げたつもり。
それでも、だから上手になれるわけじゃない。
少し暗い顔になってたのか、そらるさんが口を開いた。
「別に目立つ不安定でもないし歌ってれば自然と直ると思うよ。」
「そうそう。逆に完璧だったら怖いし。
そのためにも、ずっと歌っててくれるでしょ？」
それはきっと、生かすための束縛。
歌を使って、私を縛り付けるための約束。
それをわかってて頷く私は
その束縛に乗って、生かされる選択を選んでる。
不安定か。
不安定なものを人に聞かせていたのは申し訳ない。
歌っていけば直るか。
もっと音域を広げよう。
歌い手も思い立って行動したことだったし
自信があって始めたことじゃないんだから努力しないと。
「蜘蛛音さん何かしたいこととか行きたいとことかないの？」
「何でですか。」
「いや、人生楽しくするにはやっぱやりたいことしないと」
まふまふさんの急な問いかけに戸惑う。
特に何もなさすぎる。
もともと外でわちゃわちゃするのも好きじゃないし。
よく聞くゲームの実況なんかもできる気がしない。
ライブなんかもできるほど知名度もないし
何よりする勇気がない。
だから、特にしたいことはないのだ。
「ないです。」
私のその言葉にやっぱりと呟く。
…なんか、やっぱりすべてお見通しみたいな気がする。
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Luna(プロフ) - ヤミハナさん» コメントありがとうございます！お力になれたのなら、本当に嬉しいです！ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミハナ - この作品のおかげで少し自傷行為を我慢できるようになりましたありがとうございます (2019年6月10日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 夕蘭さん» ありがとうございます！文才なんて皆無です笑本当にありがとうございます！ (2019年3月19日 22時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
夕蘭(プロフ) - この作品、大好きです！文才分けてください笑笑これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年3月19日 16時) (レス) id: fe8a152210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna x他1人 | 作成日時：2019年3月18日 2時
