story.4 ページ4
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一日一人で何も話さない私が
そう簡単に声が出せるはずもなく開いた口から掠れた音が鳴る。
「大丈夫？」
後ろから聞こえた声に少し肩がビクつく。
まだ少しもたれかかる体制のままだったのを直して頭を後ろに向ける。
「大丈夫です。すみません。ありがとうございます。」
目が合った。
その時に確信した。
この人は“そらる”さん。
もともと目を合わせるのが得意じゃないからすぐそらしたけど。
そのあとすぐ９６猫さんらしき人物を向く。
「すみません。大丈夫ですか？」
「ん？あぁ、大丈夫大丈夫。お嬢さんこそ大丈夫？」
イケメンか。
なんてひとりツッコみながら大丈夫だと返事をする。
「お前が前見て歩かないから」
「え？あ、わし？いや、そうやな、ごめんな？」
「あ、いや、私も見てなかったし」
そう首を横に振る。
怪我をしていないかとか聞かれはしたけど
これといってそのあとは何もなく無事にレジに向かうことができた。
コンビニを出て部屋に入る。
仲良かったな。
私が歌い手として活動をしようとしたきっかけももちろん歌い手さんたちだしそんなことくらい知ってたけど。
あんなに自分をオープンにして生きて行けたなら。
素を出してもいい友人なんかがいたなら。
違う。
いらない。
いてどうなる？
最後も最初もみんなひとりなのに。
結局裏切りでできたこの世界を信じてどうなる？
傷は、自分で作るだけで十分だ。
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Luna(プロフ) - ヤミハナさん» コメントありがとうございます！お力になれたのなら、本当に嬉しいです！ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミハナ - この作品のおかげで少し自傷行為を我慢できるようになりましたありがとうございます (2019年6月10日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 夕蘭さん» ありがとうございます！文才なんて皆無です笑本当にありがとうございます！ (2019年3月19日 22時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
夕蘭(プロフ) - この作品、大好きです！文才分けてください笑笑これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年3月19日 16時) (レス) id: fe8a152210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna x他1人 | 作成日時：2019年3月18日 2時
