story.21 ページ22
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「あんまり知らない人の方が話しやすいんじゃない？」
低くて聞き取りやすい声がそう言う。
何でここまでしてくれるのかがわからない。
あんまり知らない人だからこそ関わりたくないのが普通じゃないの？
「…蜘蛛音さん。」
「…え…？」
え、今、くもんちゃんじゃなくて、蜘蛛音って。
聞き間違えなんかじゃない。
絶対に。
「やっぱりあってた？」
少し申し訳なさそうな顔をしてそう言う。
「…いつから……」
「ぶつかった時から。
蜘蛛音さんが歌い手始めたころからのリスナーやったからね。」
驚いた。
そんなに前から知っててくれたわけ？
出会ってすぐに気付いたのに知らないふりしててくれたの？
どんだけ優しいの…。
「この二人もそんな感じ。
やから、蜘蛛音さんの歌がすごい好きで聞けなくなったら困る。
相談してほしいのは、死んでほしくないのはわしらの勝手やよ。」
変に息が詰まった。
どこかに安心した。
この人達のため。
おせっかいでもなんでもない。
私を求めてくれている人がいる。
今の私にそれがどれだけ安心できることなのか
自分がどれだけ求められたかったのかよくわかった。
それと同時に、また涙がこぼれだす。
この涙はわかる。
安心と、喜びだ。
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Luna(プロフ) - ヤミハナさん» コメントありがとうございます！お力になれたのなら、本当に嬉しいです！ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
ヤミハナ - この作品のおかげで少し自傷行為を我慢できるようになりましたありがとうございます (2019年6月10日 16時) (レス) id: a124146768 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 夕蘭さん» ありがとうございます！文才なんて皆無です笑本当にありがとうございます！ (2019年3月19日 22時) (レス) id: 72cfa00c25 (このIDを非表示/違反報告)
夕蘭(プロフ) - この作品、大好きです！文才分けてください笑笑これからも頑張ってください！応援してます！ (2019年3月19日 16時) (レス) id: fe8a152210 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Luna x他1人 | 作成日時：2019年3月18日 2時
