検索窓
今日:7 hit、昨日:15 hit、合計:174,018 hit

44. ページ44















久しぶりの自分の部屋。










荷物を持ってくれていた蘭から荷物を貰って、鍵をさそうとした私を、蘭がとめた。













「え、何?」





「開いてっから」





「・・・なんで」





「あとはなんとかやれよ」




「怖いんだけど・・・?」











ポンッ、と肩に手を置かれて、歩いていく蘭の後ろ姿にそう言ったけど、蘭は何も言わないで歩いていってしまう。













なんかのサプライズか?そう思って鍵をポッケにしまってドアを開けた。















電気が着いていて、ベッドの上で、春千夜が漫画を読んでいた。















「・・・はる、ち・・・あ、あー、わ、たしココのとこ行かなきゃ」





「あ?こっち来い」





「こ、ココのとこ行ってから」





「あいつに何の用だよ」













スタスタと近づいてきた春千夜に、動けない。










このまま走って逃げられたらいいんだけど、走ったら傷に響くし、追いつかれるに決まってる。














あっという間に春千夜は私の腕を引いていて、閉まったたドアと春千夜の間にいる、私。







これは、困った。











現実と向き合うには、まだ心の準備が整っていない。


















「あいつになんの用か言ってみろ」





「・・・やぶ医者さんが、ココに私の治療費請求するかも」





「んな事後でいいから早く来いや」












ちょっとした抵抗を見せてみたけど春千夜に掴まれた腕が抜ける訳もなく、当たり前のように、ベッドの上に座らされた。

















春千夜が、ベッドの前でしゃがんで、私に視線を合わせてくるから、私は思わず、視線を逸らす。



















45.→←43.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (281 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
695人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

はな(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます!いい終わりだと思っていただけたなら嬉しいです! (2022年2月24日 22時) (レス) @page20 id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あー!遂に赤ちゃんが!!いい終わりですね! (2022年2月24日 18時) (レス) @page50 id: a6d9d88fcf (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます!また、完結までお付き合い頂きありがとうございました!こちらこそ、お読み下さりありがとうございました!今後ともよろしくお願いします! (2022年2月17日 20時) (レス) id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 完結おめでとうございます。一時はどうなることかっ…とヒヤヒヤハラハラしましたが!春千夜くんと夢主ちゃんが無事結ばれて本当によかったです!!この度も素敵な作品ありがとうございました。引き続き蘭ちゃんの作品と合わせて更新楽しみにおまちしております! (2022年2月17日 18時) (レス) @page47 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 甲賀忍者さん» きゃー!コメントありがとうございます!!じゃんじゃん惚れちゃってください!ありがとうございます! (2022年2月15日 21時) (レス) @page21 id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:はな | 作成日時:2022年2月14日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。