愛を知りたい 【三途春千夜】

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反社が普通の病院に行ける訳もなく、裏側の病院の春千夜達にはやぶ医者と呼ばれてる医者が来ているらしく、連れてかれた。･･･ただし、バカ高いけど。








ココといたから、請求書かなんかだろう。










｢･･･この怪我経費で落ちない？｣




｢なんでおめぇの怪我が俺らの経費で落ちると思ってんだよ｣




｢･･･蘭に言おうかな｣










変わんねぇよ、休憩中の怪我だろ、そういうココにはいはい、ととりあえず返事。








休憩中、てわけでもなかったけどね。




もういいや。





説明するのめんどくさい。









やぶ医者がタバコを吸いながら私の腕やら腹やらを診る。





腕を見て、こりゃ骨いってんなーと言われた時には絶望した。









｢ギプスはやめてくれません？｣




｢お嬢ちゃんアホやな｣




｢あー、これあげるから、ね？｣




｢タバコくらい足りとるわ｣









あーほんと、最悪。






左側は痛いし、なんかもう全体的に青いし。










ムカムカするからタバコを吸った。





1日2本は最近全くしなかったけど、これくらい許して欲しい。









ニコチン中毒にならないようにしてる努力はとりあえず認めて。









｢頭は打ってないって？｣




｢覚えてないけど大丈夫｣









それ以上金額をあげられると困る。







はぁ、煙と一緒に出るため息。




ちなみにここは、ココの仕事部屋らしい。








初めて入った。





書類の山からは目を逸らしたけれど。










｢･･･おい｣




｢･･･なに｣





｢やめとけ｣











ドアの方でよしかかって腕を組んでいた春千夜が私の口から、タバコを奪う。
















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