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「・・・い、おい!起きろクソアマ!」
「・・・おかえり春千夜」
「俺様待たずに寝るたァいい度胸だなァ、あぁ?」
「・・・私を待たせすぎるとはいい度胸じゃない」
メイクが崩れてしまうから、眠たい目を擦らないように気をつけて小さな冷蔵庫からお茶を出してコップに注いであげる。
誰かにお酒を出すのが癖になっている気がする・・・なんて思いながら春千夜にそれを渡せばぐちぐち言いながらも一気に飲む。
「・・・喉乾いてたなら勝手に飲めばよかったのに」
「・・・別に俺も今来た」
「それであんなにイキり倒してたって?」
「るせぇ女だな」
コップを机に、少し音を立てて置いて、春千夜は私の顎を掴む。
多少の強引さ、それが余計に、体を熱くさせているのをこの人はわかってやっているんだろう。
最初にくっつくのは、唇、それから舌。
触れるのは私の後頭部、そして腰。
いやらしい手つきと、口から抜ける空気が、私と春千夜を興奮させる。
「ベッドがいい」
へいへい、唇が離れた隙にそう言った私に適当に返事をして抱き上げてくれる。
そのままベッドに放り投げられて、春千夜は私の上。
「・・・背中上げろ」
ネクタイを解く春千代に見蕩れているとそう言われ、指示通りにすると、ゆっくり、焦らすようにファスナーが開く音が響いた。
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はな(プロフ) - みおさん» コメントありがとうございます!いい終わりだと思っていただけたなら嬉しいです! (2022年2月24日 22時) (レス) @page20 id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - あー!遂に赤ちゃんが!!いい終わりですね! (2022年2月24日 18時) (レス) @page50 id: a6d9d88fcf (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ゆさん» コメントありがとうございます!また、完結までお付き合い頂きありがとうございました!こちらこそ、お読み下さりありがとうございました!今後ともよろしくお願いします! (2022年2月17日 20時) (レス) id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
ゆ(プロフ) - 完結おめでとうございます。一時はどうなることかっ…とヒヤヒヤハラハラしましたが!春千夜くんと夢主ちゃんが無事結ばれて本当によかったです!!この度も素敵な作品ありがとうございました。引き続き蘭ちゃんの作品と合わせて更新楽しみにおまちしております! (2022年2月17日 18時) (レス) @page47 id: 1f3bc36824 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 甲賀忍者さん» きゃー!コメントありがとうございます!!じゃんじゃん惚れちゃってください!ありがとうございます! (2022年2月15日 21時) (レス) @page21 id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はな | 作成日時:2022年2月14日 3時