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15. ページ15










ピッ、ていう機械音、無言の客とレジ。









「袋要りますか」





「あ、はい、お願いします」








手で持っていくことも出来るけれど、袋があった方が楽だよね。




一瞬考える時間をとって答えれば、スイーツを袋に詰めてくれて、渡す時に、私の手に触れたレジのお兄さん。







驚いて、少し反応してしまってから、あの、と小さな声で話しかけられる。








「え?」





「あの男の人、お姉さんの知り合いかなんかすか?」





「え?男・・・?」









驚いて、お兄さんがチラッと視線を送った方に目を向けると、丁度ドアが開いて、見覚えのある男の人。









「谷口先生?」





「あ、A先生じゃないですか!偶然ですねこんな時間に」





「あ、知り合いだったみたいです、ありがとうございます」





「・・・そうすか」








レジのお兄さんにペコッと会釈をして、谷口先生にも会釈をひとつ。







「お疲れ様です」





「1人でコンビニですか?」





「え、あ、はい。そう、ですけど」





「彼氏さんは?」





「出張に行ってるんで」





「あぁ、なるほど。ちょっと待っててください、弁当買ったら送りますよ」






「え?悪いですよ。谷口先生、おうちどこです?」






「いいからいいから」












半ば無理やりそう言われて、待っていればほんの数分で戻ってきた谷口先生。










「さ、乗ってください」











てっきり歩きだと思っていたけれど、そうか、普通は車で来るのか?




いや、でも、うちは車で来るほど遠くないし。











「いや、やっぱり悪いので」






「早く乗ってください!」






「いや、でも、」






「・・・もしかして僕がなにかすると思ってます?」






「・・・そんなことは、」






「夜道1人で歩く方が彼氏さん怒りますって、ほら」










悩みに悩んで、それもそうだし、バレもしないか、って、谷口先生の車に乗せてもらった。













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@じゅら - 主さんの作品では多分初コメです!失礼します!前からお気に入り登録をしていて、これで読み返すの3回目ぐらいです笑 でも何回読み直してもやっぱ神です!最後の春ちゃんが「こら、体拭けクソ」って所が好きです!これからも頑張って下さい (12月7日 23時) (レス) @page47 id: d21974408e (このIDを非表示/違反報告)
蘭奈莉逢瑠悲@カナリア:ルカ(プロフ) - 読み終わりました!最初ドキドキしてたけど,やっぱ神作だった…作者様ありがとう!! (11月29日 6時) (レス) @page48 id: 4d14879615 (このIDを非表示/違反報告)
3-114 36(プロフ) - はなさん» ありがとうございます!読めるようになりました!最高です! (2022年9月26日 1時) (レス) id: 4e0064ee9d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 3-114 36さん» 報告ありがとうございますー!こちらのミスで見られなくなってました。すみません。今は見れると思いますので、ぜひ呼んでやってください! (2022年9月25日 18時) (レス) id: 544f54aa0d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ワンロボさん» コメントありがとうございます!!谷口先生はボコボコです♡最後までお付き合い頂きありがとうございました! (2022年9月25日 18時) (レス) id: 544f54aa0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2022年3月18日 16時

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