AとBとOとABの平和な日常【オリジナル】

おしゃれ概念は皆無 ページ44

馬場
「っへーい風呂上がったぜ〜！最後阿部なー」

阿部
「ん....あ。馬場、ドライヤー借りるぞ」

馬場
「おー、洗面所にさしっぱだからなー」

阿部
「わかった」


馬場
「あ！なー俺もヘアピン借りていいかー？」

阿部
「勝手に使え。っつか返すな」

馬場
「へーい」



緒方
「ね、ねえ.....」

馬場
「お？なんだ」

緒方
「ドライヤーっていつも使ってるの？」

馬場
「おう、使うぜ。それがどうかしたか？」

緒方
「う、ううん。どう見ても自然乾燥派って感じするからさ」

馬場
「ふーん。ドライヤーさ、あれいいよなー。すぐ乾いて。
　あれ作った奴マジ天才だろ！」

天野
「(自然乾燥ってダメなのかな....)」


緒方
「あ、じゃあヘアピンは何のためにするわけ？」

馬場
「ワックスの代わりー。前髪上げねえと気合い入んねえんだよなー」

緒方
「(な、なんか.....ちゃんと道具の性質理解してる使い方してる気がする....)
　それを私はおしゃれなんかに......っ！負けた！」

馬場
「？(よくわかんねぇけど)勝ったぜ！」

天野
「(何の勝負だろう)」




緒方
「じゃあタオルを肩にかけておくのは！？」

馬場
「熱が残ってて汗ちょっとかいた時にすぐ使えるように！」

緒方
「じゃあ服がおしゃれなのは！？」

馬場
「ただ適当に手に取っただけ！」


阿部
「......これは何の言い合いだ」

天野
「あっ、阿部くん.....道具の利便性がどうとかって」

阿部
「......あ、そう」



緒方
「阿部君！後ろで髪結ぶのは何で！？」

阿部
「あついから」

緒方
「うあああっ！阿部君まで利便性に優れてるなんてっ」

阿部
「逆にどういう使い方があるんだ」

緒方
「おしゃれだよぉぉぉ！！」

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