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「今日は疲れたな」
「そうですね」
うわっ、ほんとやだ
こいつの言動のすべてというすべてに私の全身から拒否反応がでる
一緒の空間に居たくない
「じゃあ私はこれで。失礼します」
ぺこりと一礼してさっさと屋上のドアに向かった
黒尾先輩の真横を通るのも嫌だけど、一瞬だから
ずっとよりははるかにマシなはず
我慢、我慢よー、私
なんて思っていると、突如目の前にざっと現れる片腕
「俺も嫌われたもんだな」
「...」ピクッ
反射的に黒尾先輩を見れば、野獣のような眼でこっちを見ながらニヤリと不敵に笑っている
あ、
と、ものの一瞬で私の本能が感じてしまった
"やばい"って
「...いや、あの」
一歩ずつ後ずさる
「お前まじで反則だろ、王様ゲーム途中で抜けるとか」
一歩ずつ近づいてくる
怖い怖い怖い怖い
「ちょ」
私が一歩下がると
「そもそも王様の命令聞かないとか」
黒尾先輩も一歩近づく
「おい、なんで逃げんの」
「別に逃げてない」
「あっそ...まぁ良いけど」
"どうせ逃げ場なんてねぇけどな"
そう言われた瞬間背中に何が当たる感触
「へ？」
「もう退路はないけど？」
気づいたときには黒尾先輩とフェンスに挟まれてしまっていた
嘘でしょ！？
えと、えと...とにかく逃げねば
と、横に移動しようとすると両サイドに腕をつかれ身動きが取れない状態になってしまった
ナニコレ
「ちょ、どいて...っ」
「やーだね」
「は、い？」
意味わかんないし、テンパりすぎて頭もうまく回ってくれないし
それに...
...........だあ"あ"あ"ぁ"あ"ああ///////
ばか、思い出すな！
もっと冷静になれ、頼むから
一呼吸おく
「どいてください」
「えー、どーしよっかな」
いたずらっぽく笑う
こいつ...っ！
しかし、ここで激情に駆られては...
「お願いします」
「んー」
なんなのこいつ
もう殴り飛ばしておっけー？
「そうだな...」ニヤッ
そう言ってまたにやける黒尾先輩を見て、また背筋がぞくりとした
嫌な予感が...
そして、その嫌な予感は見事的中する
「じゃあ...さっきの命令、聞いてくれるんならいいぜ」
「は、はい？」
「だから、今ここで俺にキスしてくれたらどいてやる」
「...は？」
いま、なんと？
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なやぽん(プロフ) - あかりさん» ありがとうございます。この小説、多分完結が相当先になりそうなので笑何卒末長くよろしくお願いします。 (2016年7月28日 21時) (
レス) id: 35adc3de77 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - なやぽんさん» いえいえ、いいんですよ。 うんうんっ、クロカッコいいよね！おっけー、完結するまでずっと応援するよん！！ (2016年7月25日 22時) (レス) id: fb7d058e99 (このIDを非表示/違反報告)
なやぽん(プロフ) - あかりさん» あ...本当ですね、大変失礼いたしました。すぐに直します。教えていただきありがとうございました。クロすごくかっこいいですよね、私も大好きです。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。 (2016年7月25日 12時) (レス) id: 35adc3de77 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - あ、あと32話2つありましたよ。 (2016年7月25日 9時) (レス) id: fb7d058e99 (このIDを非表示/違反報告)
あかり - つ、続いがぁ…気になる！！クロ好きすぎて禿げそう←なんかもう2人を見てたらはよくっつけって思うWATASHI←応援してますっ (2016年7月25日 9時) (レス) id: fb7d058e99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なやぽん | 作成日時：2016年3月10日 20時
