【d!】俺の彼女は。【rbr】

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ロボロ視点


あぁ、なんてカオスな状態を俺は目の前にしているのだろう。

シャオロンがドアて手で押さえながら固まっていて、その下に目線を移すと自分の彼女が抱きついている。

普通なら嫉妬するだろうこの状況は、俺はもう見慣れて嫉妬の「し」の字も沸いてこない。

「、あーー、A、離れてあげてぇや。」

すると彼女は顔をばっ、と上げて

「ん、あ、私、またやっちゃった系ですかね」

「やっちゃった系ですよ、このアホ。」

だから会わせたくなかったねん。

そう。俺の彼女、Aは抱きつき癖がある。
彼女によるといつの間にか抱きついているらしい。
全員に抱きつく訳ではない。知り合い、これから知り合いになりそうな人、知り合いの知り合いetc.....

まぁ少しは想定していたのでそこまで驚かなかったが。

「いやいや俺置いて話すなや！！わけわからんやろ！」

あ、いたんか。

「もー、シャオロンー、居るなら言えよー」

「は！？アホちゃうんお前！」

少し口喧嘩をするが、さすがに彼女をずっと立たせるほど心は腐ってない。

「ええからはよ入らせろや」

「まじかお前、まぁ彼女さんに悪いから入れたるわ」

よし。









Aが抱きつかないことを祈ろう。

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