＊決着＊ ページ44
合図を見て両方から放たれたアンカーはロッド・レイスの両手に刺さると装置は巻き取られ続けた
そしてロッド・レイス自身が放つ熱により爆発し、両手は吹っ飛んだ
「エレン！！」
体勢が崩れるロッド・レイスを見てエルヴィン団長はすぐにエレンを呼ぶと、大量の火薬を持った巨人化したエレンが後ろから走ってきた
先程確認したがロッド・レイスの口は開いていた
まず顔の皮膚がほとんど削られてしまっている為、必然的に口は開いたままになっている
この賭けは私達の勝ちだ
そして好都合な事にエレンに気づいたロッド・レイスはこちらへ顔を向けた
エレンが叫びながら口の中へ火薬をぶち込むと、熱により火がついた火薬によってロッド・レイスの身体は粉々に爆発して吹き飛んだ
「総員！立体起動でトドメを刺せ！！」
そしてエルヴィン団長の指示に私達は一斉に飛び立った
大きな肉片にアンカーを刺して他の肉片を一つずつ切り落としていくのは思っていた以上に難しい
そしてどれがうなじの肉か全く見分けが付かなかった
すると見えたのは金髪の小柄な女の子
「ヒストリア…！？」
女王となるあの子がこんな最前にいては危ない
しかしヒストリアの強い瞳を見て私は思った
あの子は自分でこの決着を付けたいのではないかと
すると聞こえてきた男の叫ぶ声
私はそちらへ視線を向けるとヒストリアが下に落ちていくのが見えた
まさかあの子がトドメを刺したの…？
家の屋根へ転がるようにして着地した後、私はすぐに起き上がる
ヒストリアは無事だろうか…っ…？
急いでそちらへ行こうとすると私の前にリヴァイが着地した
「リヴァイ！ヒストリアが！」
「あぁ、あいつがトドメを刺したみてぇだな…」
「恐らくそうだと思う…それであの子下に落ちていって…！」
早く安否を確認しないと…っ！
「落ち着け。お前顔から血が出てるぞ」
冷静なリヴァイは私の頬を優しく触るとその血を拭ってくれた
「着地に少し失敗したから…大丈夫よこれくらい」
「そうか。ならエルヴィンの元に戻るぞ。ヒストリアなら無事だ。落ちたところが柔らかい所だったからな」
「…それならよかった…」
リヴァイのその言葉に安心し、私は緊張感からやっと解放された
この数日間、短いようでとても長かった
私の体力は限界に来ている
「とりあえずエルヴィンの元に戻るぞ。動けるか？」
「ええ。大丈夫」
そして私達はエルヴィン団長の元へ戻った
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ああ - お気に入り200人突破！おめでとうございます！私はこの小説を読んでいて面白いなーと思います。続きが気になるので最後までしっかりと見ます！ (10月7日 14時) (
レス) @page50 id: 951a2a07c6 (このIDを非表示/違反報告)
兵長大好き女子です！(プロフ) - ゆーkoさん» こんにちは！コメントありがとうございます！！（ ; ; ）バレンタイン編気に入っていただけたようで嬉しいです！お互い体調にはこれからも気をつけましょう(^^)ありがとうございます！ (2021年2月24日 11時) (レス) id: 5923052a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆーko(プロフ) - こんにちは(^.^)いつも楽しみに愛読してます(〃ω〃)先日のバレンタイン限定のとても良かったです(^^)お身体にお気をつけてお過ごしくださいm(._.)m (2021年2月24日 11時) (レス) id: a1cd8234df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：兵長大好き女子です！ | 作成日時：2021年2月12日 15時
