憧れの人類最強と出会った地下街出身の少女【進撃の巨人】【リヴァイ】 (ページ34)

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＊帰還＊ページ34

あれから私たちは限界まで進み、新たな進軍ルートを確保できた

そして各拠点も設置し、今後の壁外調査に向けての準備は整えられた

日が暮れてきた頃、エルヴィン団長からの退却命令が出され、私たちは本部へ戻った

そして壁の中へと無事帰還したのだった

今回の負傷者は約2割といつもよりは損害を出さずに済んだようだった

兵団内に戻り、馬を小屋へ連れて行くとペトラとオルオたちがいるのが分かった

「A！」

「二人とも無事だったんだね！よかった…」

二人の後ろに若い男兵士二人もいて、その片方の金髪の髪を括っている男が私に話しかけてきた

「君がAか！ペトラから聞いたよ。リヴァイ兵長と同じ地下街出身の子が最近入ってきたって」

「あぁ。この子がそうなのか」

長身の男二人に囲まれて私は驚いていると、

「ちょっとやめてよ二人とも！！Aがびっくりしてるじゃない！」

そう言うペトラは二人から私を守るように私の前に立った

「あぁ悪い悪い。俺はエルド・ジンだ。よろしくな」

「俺はグンタ・シュルツだ」

金髪の人がエルドさん、そして黒髪の方がグンタさん

「エルドさんにグンタさんですね。こちらこそよろしくお願いします」

そう言って挨拶すると二人は顔を見合わせて笑った

「そんなかしこまるなよ。俺たちはお前の一個下だ。仲良くしようぜ」

「…え、一個下…？」

この巨人二人が？

「そんな風に見えないよね。私ももっと年上だと思ってたし」

「なんだペトラ、俺たちは老けて見えるってか？」

そんな話をしていると、オルオが急に声を出した

「おいリヴァイ兵長だぞ！」

そう言ってオルオはダッシュでリヴァイの元へ走っていった

「ったく、アイツは…」

ペトラが呆れているようで私がどうしたのかと聞いてみると、

「今日オルオ巨人に捕まって死にかけたの。その時に兵長に助けてもらってあのザマよ」

そんなことがあったのか…。

「聞いてよ今日は大変だったの！！ハンジさんが急に被験体になる巨人を探してって言い出して…このメンバーとリヴァイ兵長と一緒に探してたの」

たしかにペトラとても疲れていそうな顔をしていた

「散々だったよな。あの人は本当に巨人が好きなんだな」

「笑い事じゃないわよエルド。ハンジさんの班員には絶対になりたくないわ…」

「とりあえず、お疲れ様」

大変だったんだなぁと思いながらペトラの話をそれからずっと聞いていた