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先生「はい、作戦会議兼練習やめ!
じゃあ、リレー出る人はちゃんと並んでね
一応点呼とかも本番通り取るから確認するように!」
…あ、ローレン動いた、そう思っていれば
周りの女の子達がローレンのクラスの方を見て、
女4「ローレンくん、リレー出るっぽい?」
女5「え、なにそれ最高」
女4「それな〜、かっこよすぎる
走り見せる未来しか見えん」
女5「わかりみマリアナ海溝」
女4「………」
女5「ちょっと黙らんといて?突っ込んでよ、さびし」
女4「私、体育祭死んだらよろしく」
女5「あ、そういうあれで黙ったのね、
ちなむり、わたしも死ぬ。もう一緒墓作る?学校に」
そんな会話をしていた。
ローレンがちゃんとアクシアくんに負けないくらい
人気なことなんて、知っている。
前に登校してたとき、女の子達が群がってたから。
うん。私は知ってたはずなんだけど…なんだろう。
すごくモヤモヤしてしまった。
なんか、やだな。
別に私のものってわけじゃない。
別に付き合っているわけでもない。
なのに、なんでこんな風に思ってしまうのか。
あぁ、前はこんなことなかったのにな……。
全ては最近たくさんローレンと話してしまっているからだ。
もし、あの階段事件がなかったら、私はあの二人と
こんなに会話するなんてなかったんじゃないかな。
自分からあそこに絡みに行くことなんて絶対したくない
って思ってたもの、前までは。
ちょっと憂鬱な気分になった私は気分転換に
借り物競争にでる人の方へ行った。
あ、でも、なんだろう、気のせいかもしれないけど
ほんとに一瞬ローレンと目があった気がする。
気のせいだ、そう心のなかで思っているはずなのに
でもやっぱりすこし気になってしまう。
すこし視線をずらして、リレーの練習をしている
ローレンの方を見る。そっか、アンカーなんだ…。
うわ……走ってるところすごいかっこいい。
見てるだけでこっちが元気になるような軽快な走りは、
周りの女子がとりこになってしまうのも納得させてくれる。
あぁ、これは…ほんとうに。
眩しい。
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田中ァァァ - やっぱり好きです。めちゃくちゃ応援してます。(土下座) (2021年10月24日 20時) (レス) @page35 id: 5fbe9c0a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月 | 作成日時:2021年9月25日 23時