プライドなんて、…ていうか素直とか。 (ページ3)

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sideA

今はテスト本番…2時間目の生物。

思ったより狙ってたところが出ててラッキー、

そう思いながら問題の大問を解いている。

あ、これ、勉強会の時に言ったところだ。

先生も分かりやすいよね。
ちゃんとノート取ってるときに声大きめに
言ってくれたりするんだもん。

まぁ、意外と気づいてない人もいる…ぽいけど。

ちなみにだけど、
さっきの一時間目のできは多分過去最高だったと思う。

空欄どころかあれ、問題見て普通に答え分かったし、
今回先生いつもより簡単にしてくれてたのかなって感じた。

先生が優しすぎるの凄くこちらとしてはありがたい。

そしてまさかの15分余り…思ったより余ったかもしれない。

この感じなら多分二人もできるんじゃないかな。

……、みた感じ多分90点越えるな。いい感じ。

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ
先生「はい。それでは終わってください、
後ろから回収お願いします、うん、おっけーかな。

じゃ、各自休み時間帰る用意をして大丈夫です、お疲れ様」

そうだった、今日はテストだから掃除も
ホームルームも無しに帰れるんだったな。

…明日は現代文と古典かぁ
ワークの見直しでもしようかな

そう思って教室を出て
転ばないように気を付けながら階段を下り、
下駄箱で靴をはきかえる。

すると、

ロ「A！！待って」

ローレンに腕を捕まれた。
いやまってくださいびっくりする。

いつもこんな感じの呼び止め方しないのに……、

相当焦るようなことでもあったのだろうか？

すると、すぐにアクシアくんが走って追い付いてきた。

ア「あのね、ちょっと
Aちゃんに言わないといけないことがあって…」

何だろう……？
二人とも何かあったのだろうか、

ロ「とり、あえずその、一緒に帰りながらでいいから
聞いてくれ、まじで急ぎなんだ」

「…？分かった、それじゃあ、一緒に行こうか」

そう言って私たちは学校を出るのであった。