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sideA
誰かに、髪を撫でられている気がする。
さらりって丁寧に。すごく、気持ちいい…
「ん、ぅ？？…だれ…？」
あれれ、…おかしいぞ？
私は一人で。’’一人で’’
屋上で眠っていただけだった…はずなのに。
どうして目を開けたら赤い髪の人が
目の前にいるんだろう…
いやほんとになんで…？
「…赤い…髪…きれーな、人……おく…じょう、」
ロ「いや、その…あは、は……、
おはよう？」
待って、やっと、視覚と聴覚と
そういった感覚が覚醒してきたかもしれない。
この状況は…だめなやつ！
「おは…よう…………！？
ローレンくん！？なんで、ここ、なんで？？」
ロ「いや、サボろうと思ってきたら丁度…」
え、サボろうと思ってたってなに、
この人そんなに悪い人だったの？
あ、会話、繋げないと…
ロ「この前の、大丈夫だった？ふらついてたし」
とか思ってたら、ローレンくんから
話しかけてくれた。
「あ、えっと、その、大丈夫です。
平気です。いつものことなので。
階段では初めてでしたけど。」
ロ「そっかー、…え、いつもってやばくね？」
涼「いや、…気分が悪くなるのもよくあるので
今日みたいに。」
ロ「からだ弱いんか」
からだが弱いわけではない。
なんならバスケとかそういうのも得意な部類だ。
どう考えても、原因は…
「いえ、…どちらかというと、
病は気からというかそういう…」
そう、…学校生活の、私の態度。皆の行動。
すべてなのだ。
ロ「朝の廊下の男の告白話と関係ある？それ」
…なんでそれをローレンくんが知ってるんだろう
……あんまり、知られたくなかったなぁ
「へ、なんで？？というか、そんなに広まって？」
ロ「あ、いや、たまたま聞いただけだな、
多分広まってはねぇと思う。」
「そうですね…関係は多分、ありますけど」
ロ「けど？」
「ローレンくんには、というか、皆には言えないです、この話は。私の精神力が弱いだけなので。」
そう、ローレンくんには申し訳ないけれど
言えない。こんな弱い自分は、見せたくないもの。
特に、好きな人になんて、絶対無理。…ごめんなさい。
ロ「……ちゃんと相談できる相手がもしいるのならそいつに相談しな、一人で抱え込むと辛いからな。」
「あっ、……いえ。」
ロ「ごめんな、入り込みすぎた。」
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那々 - 田中ァァさん» 生きがいですかぁ…！！本当に嬉しい言葉をありがとうございます！(…これは更新頑張らなくては！) (2021年9月26日 17時) (
レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
田中ァァ - 生きがと言っても過言じゃないくらい好きです。 (2021年9月26日 10時) (レス) @page47 id: cf4fd5c006 (このIDを非表示/違反報告)
那々 - まーっちさん» 有難うございます！コメント凄く嬉しいです！更新も頑張りますね！ (2021年9月19日 2時) (レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
まーっち - え、めっちゃ好きです！！！更新応援してます！ (2021年9月18日 19時) (レス) id: 0be4ce7647 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月 | 作成日時：2021年9月16日 18時
