プライドなんて、

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あれ、まってこの状況……もしかしなくても


二人きり？です？か……？
え、待って、急。
まさか、だけどさ。
アクシアくん、これ狙ってたり……？？？



あれ、LINeの通知、赤になってる




アクシア二人きり、楽しんで









や め て く れ
せめて心の準備が欲しかったのですが。




まぁ、通知のバイブがアプリ開いてたから
鳴らなかったってのが奇跡だよね。ラッキー。






アクシア俺、ちょっとレジとか混んでるから遅くなるかもってローレンに伝えてほしい




……いやそれは分かったけども。



アクシアくん、わざわざ通知見られたとき用に
最初に本音言って後から隠すの
……策士すぎませんか？




すごすぎる……
さすが前に

悪シアくん

……って呼ばれてただけある。



ロ「どした？スマホ見つめて」


「あ、アクシアくんから
えっと……
レジとか混んでるからすこし遅くなるかも
だそうです」


ロ「……おっけ、了解
てかあいつもわざわざ涼に送んなくても
俺に送りゃいいのに……」


「ほんとだよ、……」



会話の種が無さすぎる、どうしよう……
続かないって致命的すぎるよ？



ロ「…ね、これってどうやって求めればいいの？」


ローレンが話しかけてきてくれた
ものすごくありがたい……


ほんと、私テンパると言葉出てこなくなるの
悪い癖だよな……直さないと。



「あ、今元素分析のとこなのね、
これは、C=12,H=1.0,S=32,O=16だから
これをそれぞれ分母にするの。で、分子は
%のやつをそのまま持ってきて
比率計算するんだよ」

ロ「………？だめだ、計算合わない、
そっちの解答さ、
すこし見せてもらってもいいかな
ちょっとこっちからじゃ見えんから」



「あ、いいよ」


ローレンが私の隣に移動してきた。



え？？？？？？？

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