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がらがら

…誰か入ってきたな…、
誰だろ、知らない人だと怖いな。
二人きりとか。



女1「おはよ、Aちゃん。」


よかった、知ってる人だ。
「おはよう。…知らない人が入ってきたのかと。」


女1「いや、クラスメイトしか教室入らないし
知らない人は来ないでしょ(笑)」


「それもそっか……」


いやたしかにそうだ、何言ってるんだ私は。


さすがにクラスメイトの顔くらいは知っている。


名前は知らない人もいるけど、特に男子。

女1「勉強してんだ、さすがだね。」


さすがかぁ……、うん、そうなのかな、
やっぱりイメージされてるのかな、
高嶺の花は……みたいなの。
やだなぁ……

「前のテストの順位、低かったから。」


女1「えー?でも学年280人中の12位でしょ?
十分高いじゃん」


「……そうじゃないんだ、一桁、取りたくて。」


女2「やっぱ高嶺の花は違うんだなぁ…憧れる。」


「…はは、そう……だね、」


ほら、皆そうやって高嶺の花は違うって。
もう聞き飽きたんだよ。
だいたい、一位を取ってるわけでもないのに。
なんで高嶺…?あれって遠く離れてるって
意味じゃないのかな…


女1「にゃはは…私なんか205位だもんなぁ」


「そうなんだ……」


女1「数学分かんなすぎてほんっとに今回は
だめかもしれない。毎回赤点だもん。
一回しか回避したことないや」


「数学ね……でも私も頑張ってないとき
一回だけ赤点だったから多分頑張れば
きっと大丈夫よ。まだ二週間前だから」


女1「もう二週間前なの!?
全然まだじゃないじゃん〜
私他の教科も何もしてないよ…」



もう、本当にこの空間から抜け出したくて。
ローレンとかアクシアくんとかと話すのは
楽で楽しいんだけどな、
こんなイメージ保とうとか考えなくてすむから。


ちょっと嫌気がさしてしまった。
多分この子にはそんな気はない。
私の気分が悪くなってることに気づかないと思う。


そんなことを考えながら時計を見たら
もう7:35分になっていた。
教室を見回すともう人が集まり始めていた。
そろそろ挨拶運動に行かなくては。

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那々 - 田中ァァさん» 生きがいですかぁ…!!本当に嬉しい言葉をありがとうございます!(…これは更新頑張らなくては!) (2021年9月26日 17時) (レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
田中ァァ - 生きがと言っても過言じゃないくらい好きです。 (2021年9月26日 10時) (レス) @page47 id: cf4fd5c006 (このIDを非表示/違反報告)
那々 - まーっちさん» 有難うございます!コメント凄く嬉しいです!更新も頑張りますね! (2021年9月19日 2時) (レス) id: 707aad3d9e (このIDを非表示/違反報告)
まーっち - え、めっちゃ好きです!!!更新応援してます! (2021年9月18日 19時) (レス) id: 0be4ce7647 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月 | 作成日時:2021年9月16日 18時

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