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「分かってるだろうが、乗り込んだらまず保護だ。

怪我人は出来るだけ出すなよ。あーあと、殺しすぎんじゃねぇぞ」



それだけ言い、行け、そう指示を出した。


そうすれば、教育の行き届いたそいつらは一斉に走り出す。



「なっ、何者だ!」


「真選組だ、神妙にお縄につきやがれ」



俺の一言に顔を真っ青にするそいつらに、悪いことをしている自覚くらいはあるらしい。


バレて困ることなら最初からしてんじゃねぇよ、

そう悪態をつきながら襲いかかってくる敵に刀を向けた。



「おい、女子供どこだ」


「な、んの、話だ」


「しらばっくれてんじゃねぇよ、てめぇらがモノ扱いしてる商品の人間どこだって聞いてんのが分かんねぇのか?あぁ?」



剣先を首元につけ睨みつければ怯み上がった敵はサラサラと場所を吐いていく。


総悟にその場を任せ、近藤さんとそっちへ向かえば

案外あっさりと入り込める。


・・・と、いうか、既に敵はこっちに逃げ込んでんのか?



「やめて!!やめて!!お願いっ!」



辺りを見ながら誰かいないか探していれば

女の悲鳴にも似た叫びが耳に届く。


近藤さんと顔を見合せ声の聞こえた方向に向かえば

ボロボロの服に身を包んだ女と、既に死んでいるだろう子供。

何人かの死体と、奥では身を縮こまセ脅えている人達。


悲鳴をあげた張本人だろう女が

死んでしまった子供の元へ駆け寄ろうとしているのを見て、その女が、あの日の女だと気づく。


こんなとこに居たのかよ。


容赦なくそいつに剣を振るう敵の心臓を、俺は感情のままに一突き。

やってしまった自覚はあったが、殺されそうな人がいたんだから仕方ねぇだろ。



「・・・おい、大丈夫か」



血まみれのそれをそっと抱きしめたそいつに、胸が妙に苦しくなった。



「そいつぁ、おめぇの子か?」



その質問に、首を横に振り、



「ここにいた子みんな、家族なの・・・」



そう、答えた。

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あい(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます、また返信遅れて申し訳ありません。ずっとスランプ状態で更新しておりませんが、必ずきちんと更新させて頂きたいと思っておりますので、もし待っていただけるのなら今後ともよろしくお願いします! (2022年5月7日 23時) (レス) id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - あいさん!あいさんの作品いつも楽しみに読ませていただいています!真選組の女とこの作品はもう更新予定ありませんでしょうか?よかったら教えて欲しいです!!いつも楽しみにしています!! (2022年4月8日 23時) (レス) id: 7cd419164a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2021年10月19日 21時

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