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厠だろうから茶でもしていけど言う近藤さんに頷き
不安な気持ちを消そうとそこに座ったが
戻ってきた女官から言われた言葉は、居ませんでしたよ、だけ。
どういう事だよ。
どこ行っちまったんだよ。
俺と同様に総悟と近藤さんも焦り出す。
｢ゆ、ゆゆゆゆ、誘拐とか？！｣
｢屯所に誘拐犯ですかィ｣
｢でも違うとしたら･･･｣
近藤さんはそこで言葉を止めた。
自分の意思で出ていった。まぁそうだろうな。
ご丁寧に寝巻きを畳んで。
何も言わず。
屯所に忍び込むなんて
昨日あんなことがあり見張りを強化してる今は無理だ。
となれば、その見張りが、そいつを見ている可能性はあるか。
ふぅ、と深呼吸をした。
焦るな、女1人で。
こんなんじゃ鬼の副長なんて呼ばれてんのが恥ずかしいだろ。
｢空いてるヤツら呼べ。
そんな大人数じゃなくていいが、昨日の今日だからな｣
自分の意思で出ていったとしても
昨日のやつらにばったり会う可能性もある。
｢あいつぁ、屯所で身元引受けてんだ、勝手に出ていかれたら困んだろ。
まだあの件もきちんと解決してねぇんだから、重要参考人探し出せ｣
私情を挟むな。
仕事だ。
｢トシ･･･｣
｢俺ぁ元々見廻り入ってっから、見廻りついでに探す｣
そんな目で見るなよ近藤さん。
まるで俺にとってあいつが、大事な女みてぇじゃねぇか。
違う。
違うさ、あいつは、ただの、被害者だ。
ただ1度肌を重ねたことも忘れられるほどの
ただ少し、大事なだけの。
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あい(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます、また返信遅れて申し訳ありません。ずっとスランプ状態で更新しておりませんが、必ずきちんと更新させて頂きたいと思っておりますので、もし待っていただけるのなら今後ともよろしくお願いします！ (2022年5月7日 23時) (
レス) id: ac72e0904e (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - あいさん！あいさんの作品いつも楽しみに読ませていただいています！真選組の女とこの作品はもう更新予定ありませんでしょうか？よかったら教えて欲しいです！！いつも楽しみにしています！！ (2022年4月8日 23時) (レス) id: 7cd419164a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2021年10月19日 21時
