男装少女とぶりっ子ちゃん【青城】 (ページ37)

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風邪夢主side ページ37

その夜、秋美は寝る前の運動と言って白鳥沢部屋に…

「ｷﾞｬｧｧｧｱｱｱ!!」

涙月「…今のって」

緋磨志「天童だな…」

あの天童がここまで叫ぶって、何してんだ秋美…

百季「天童に何されたのかを言ったのはアウトだったんじゃねぇの？」

富良野「俺も後悔してるわ」

しばらくした後、秋美は戻ってきたけど誰も何も聞かずにそのまま寝た

緋磨志「(皆俺の事怒らせたら怖いって言うけど、秋美を怒らせた方がよっぽど怖い気がするのは俺だけか…)」

.......................

ｺｹｺｯｺｰ

おはよう

そしておやすみ！

多田「寝るなって」

富良野「なんでそんな普通なの…」

あー、だるい
なんかめっちゃだるい

富良野「…顔洗ってこよ」

多田「いってら、こいつらは俺が起こしとくわ」

こいつも結構お母さん気質あるのな

───────ｶﾞﾁｬｯ

なんだろなぁ

すっごいフラフラする
いつもと違う感じ

寝起きだからとかじゃなくてさ

頭も痛い

…まぁ、顔でも洗ったらマシになるかな
皆の前では平然を装わなきゃ

.....................

顔を洗い終わって戻ってきた

…で、これは一体？

富良野(主)「皆朝強かったっけ」

多田「なわけ、弱いけどそれをどうにかして待ってたんだよ。病人のお前をな」

何故バレてるし

多田「俺の目を誤魔化そうたってそうはいかん。起きた瞬間からいつもよりだるそうだったろ」

緋磨志「隠し事はなしだ。どうせ逆の立場なら同じように世話焼くんだろ？なら何も言えねぇな」

秋美「そうそう！彩架は普段から自分より他人って感じなんだからさ、今回くらいゆっくり休んでよね！」

…敵わないな

そこまで言われちゃ言い返そうにも言い返せない
特に緋磨志が正論すぎて…

"逆の立場で考える"

…いい考え方だな

富良野(主)「分かったよ。じゃあ寝てるから、そこまで辛くもないし皆は朝食食べて練習頑張ってきて。」

來澗「主将は？ご飯食べないの？」

富良野(主)「食欲無いからね。食べるにしろ、あんな運動部向けのものは無理」

風邪の時にアレはないわ

秋美「そっかー、じゃあ暇が出来たら僕達でなんか作って持ってくるね！」

涙月「それがいいですね」

富良野「…ありがとう」

…なんだろ、久々に風邪ひいてぼーっとするのもあるけど、普段と違って感情がコントロールしずらい

気抜いた時に駄々なんてこねて恥をかかないようにしなきゃな