男装少女ＶＳぶりっ子ちゃん【過去編】

兄弟喧嘩 夢主side ページ7

部員がバタバタと外に足を運んでいく

理由は零羅の怒声と、その後に聞こえた森山の悲鳴


多分また森山が何かしたんだろう

..............外...............


さて、外まできたのはいいんだけど…


モブ峰「ちょぉっと、これどういうこと！？」


モヴ崎「いくらなんでも酷すぎやしねぇか？」


モブ山「たとえ兄弟とはいえ、庇っていたらあなたもひどい目に遭いますよ？主将さん…ｸｸｯ」


森山「いったぁい」


零羅「痛いならやらなければよかったじゃない！馬鹿じゃないの！？」


森山「モブ峰くんにモヴ崎くん、モブ山くんまで…零羅ちゃんがぁいきなり怒鳴り声を上げてさしてきたのぉ」


零羅「違うって！あんたが自分で自分の腕を刺したんでしょ？！濡れ衣着せんな！」

俗に言うカッターキャーか、生で見たのは初めてだ

秋美「……とりあえずどうでもいいから保健室行けば？」

零羅「ちょ、秋美さんテキトーすぎでしょ」

それが秋美だからな

幸多「いやでも、カッターは零羅の右手にあるし…意外と本当かも…」


秋美、零羅、富良野「…え、は？」


まさか

まさかね？

実の兄弟が裏切るはずは…

なくもない……？

可能性的には低いけど極稀にあるかも

いや、それでも幸多が裏切るなんてことは信じられない

ねぇ、幸多


嘘だよな………？

幸多「っ…ごめん。モブ山の言う通りなんだ。いくら兄弟でも、カッターは零羅の右手にある。そんなの見せられたら反論できないじゃん。兄弟だから信じるってのは間違いだと思うんだ…ごめん」

そんな、確かに兄弟だから信じるってのは間違いだと思うけどさ…

でもそんな…

秋美「何言ってるの？確かに幸多の言い分は最もだよ！けど友達でもない人間よりかは兄弟の方が信じられるでしょ！？兄弟だから信じろとは誰も言ってない！けど、仲間なんだから信じろよ！仲間として！」


幸多「…じゃあ森山は？森山は仲間じゃないの？確かに森山は仕事あんまりしてないけどさ、コレは別でしょ？仕事してないからといってカッターキャーしたとは言いきれないじゃん」


秋美「そ、れは…」

だめだ、埒が明かない

何よりこれ以上続ければ零羅が泣く

主将として、姉として、”仲間”として

止めなきゃ


富良野「…とりあえず！ここで話し合っても意味ねぇんだから保健室連れてけよ！！」

そう言うと森山側は急いで森山を保健室へ連れていった

…幸多も一緒にね

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