33 まふまふside続き。 ページ34
何とか落ち着いたティアを連れて部屋に戻ると、Aちゃんが
「ご飯出来たよ・・・何があったの?」
まだ、目の赤いティアの様子を見て戸惑った様に言う。
「遅いなって思って外でたら、青い顔してて。僕も詳しくは知らないんだ」
ティアは疲れたのか、寝てしまったので起きたら何があったのか聞こう。二人でそう決め、ティアをソファに寝かす。
途中からは、帰ってきたそらるさんたちに、今分かっていることを教えて六人でティアが起きるのを待った。
30分程経ったころ、ティアが目を覚ました。
「んっ、あれ、私寝てた?」
「おはよ。大丈夫?」
僕がそう、声を掛けると一瞬ポカンとして、直ぐにまた、泣きそうな顔をした。
これは、トラウマになってるな。
「葵?玄関で、何があったか話せる?」
ティアは、小さく頷いた。
それを見て、家に集合していた皆んなが葵を囲むように、ソファに座った。そらるさんAちゃん。天月くんに96ちゃん。さかたんとうらたさん総勢、6名。そらるさんとAちゃん96ちやん以外のみんなは、繋がりなんてないに等しいのに、真剣になってくれている。
「彼方にいちゃんからメッセージ来て、直ぐ後にインターホンが鳴ったから、彼方にいちゃん達だと思って、確認せずに、出たの。そしたらし、知らない人がいて」
ティアは、また微かに震え出した。
そっと、頭を撫でてやる。あまりに辛そうだから、抱き上げて僕の脚の間に座らせる。
ちょっと、落ち着いたみたいだ。
「お兄ちゃん。それで、知らない人がいて、「あなただぁれ?私のそらるはどこにいるの」って。痛バ持った女性が。彼方にいちゃん達だと思っていたから、ちょっとパニックになって、そしたら、パシャってシャッター音が聞こえて、それで本当に怖いしか、考えられなくて「もう生きてけないようにしてあげる♪ 罰だよ」って最後にいわれた、と思う」
よしよし。よく言えたね。頭を撫でてあげる。
「つまり、有害リスナーの方が住所特定したって事か」
「みたいだね。で、出てきた葵をお兄の彼女かなんかだと勘違いした」
「写真撮られたの、痛いね」
「で、でも、妹さん一人だけなんやろ?撮られたの!なら、彼女っていうには弱くない?」
「あっ」
「どうした、まふ?」
「あー、僕、なんか変だなって思って玄関に行ってみたんです。そしたら、青い顔した葵がいて、さっきみたいに震えてたから、思わず抱きしめたんですよ。その時に、多分シャッター音が・・・」
「あー、手遅れかも」
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ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2021年2月11日 3時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
りおな - 読みづらいのを解消するには…一行とか二行とかマスを開けたらいいよ! (2020年3月9日 18時) (レス) id: fd98254018 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - (名前の)になってます。そして、読みづらいです (2020年3月9日 18時) (レス) id: fb07734dbe (このIDを非表示/違反報告)
青(プロフ) - 登場人物紹介の志麻さんの字違いますよ!w (2019年11月1日 22時) (レス) id: 38755f3eb5 (このIDを非表示/違反報告)
まろまろ - 面白いです!!これからも頑張ってください!! (2019年6月14日 20時) (レス) id: b9e42e7531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鯉月 | 作成日時:2019年5月19日 12時