YES、ウサギが呼びました！ ページ1
【黒子side】
ソードアート・オンラインに閉じ込められてから2年。
まあ僕達には関係ないですけど。
ついに完全に戻って来ましたよ！
「あれ？手紙…ですね。誰宛でしょう？」
手紙を見ると【黒子 テツヤ殿】と書いてありますね…
「まあ後でAに見せたらいいですし、開けてみましょうか。」
『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能＜ギフト＞を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を世界の全てを捨て、
我らの“箱庭”に来られたし。』
「はぁ！？」
無理に決まってるじゃないですか！
世界の中の黒バスの部分は僕が主人公なんですよ！？
世界壊れますって！！
そう考えていると光に包まれた。
「これは移動術式！？問答無用で行かせるつもりなんですね…」
光がなくなるとそこは…空の上だった。
視線に先に広がる地平線は、
世界の果てを彷彿させる断崖絶壁。
眼下に見えるのは、縮尺を見間違うほど
巨大な天幕に覆われた未知の都市
彼らの前に広がる世界は＿＿＿＿＿＿＿
完全無欠に異世界だった。
「げ、下湖ですか…濡れたくないですね。」
バシャン！
………。
「し、信じられないわ！
まさか問答無用で引きずりこんだ挙句、空に放り出すなんて！」
「右に同じだクソッタレ。
場合によればゲームオーバーだぜコレ。
石の中に呼び出された方がまだ親切だ。」
「………いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう？」
「俺は問題無い。」
「そう、身勝手ね。」
二人の男女はフン、と互いに鼻を鳴らして顔を背ける。
「此処………何処だろう？」
「さあな。まあ、世界の果てっぽい物が見えたし、
どこぞの大亀の背中じゃねえか？」
「まず間違えねえだろうけど、一応確認しておくぞ。
もしかしてお前らにも変な手紙が？」
「そうだけど、まず“オマエ”って呼び方を訂正して＿＿＿私は久遠 飛鳥よ以後気をつけて。
それで、そこの猫を抱き抱えている貴方は？」
「………春日部 耀以下同文。」
「そう、よろしく春日部さん……で、野蛮で狂暴そうなそこの貴方は？」
「見たまんま野蛮で狂暴な逆廻 十六夜です。
粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので
用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様？」
「取扱説明書をくれたら考えてあげるわ。十六夜君。」
「ヤハハ、マジかよ。今度作ってやるから覚悟しとけ。」
続く
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佑奈(プロフ) - コメントありがとうございます！普通の書き方にチャレンジしてみることにします！ (2015年11月21日 0時) (
レス) id: cd0227f11b (このIDを非表示/違反報告)
十六夜（女） - 台本書きか普通に書くのかは悠奈さんのやりやすい方でいいと思いますよ？応援しています (2015年10月13日 17時) (レス) id: 2c88841f23 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜（女） - 面白いです。更新を楽しみにしています (2015年10月13日 17時) (レス) id: 2c88841f23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬村瞬 | 作者ホームページ：http://ulog.u.nosv.org/user/uratuku421
作成日時：2015年8月15日 17時
