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洸希side
Aが俺たちに何か返したがってるのはすぐわかった。
そういうとこちゃんとしてるからな。
洸希｢俺らがあげたくてあげただけなのにな。｣
彪馬｢俺ら、無理させてないかな？｣
洸希｢だよなぁ。｣
最近、Aのことを思うと俺が何かしてあげたい。喜ばせたい。っていうのが強すぎて周りが見えなくなるときがある。
それで逆にAに気遣わせてるんじゃ意味ねーよな。
洸希｢もっとAのこと考えてやんねーとな。｣
彪馬｢………知ってる？洸希。｣
洸希｢何？｣
彪馬｢A、今まで外ですれ違った人と一度も目合わせてないの。｣
え、全然見てなかった……
彪馬｢しかもそれは、男だけなんだよね。チャラそうな人とか下向いてすれ違ってた。｣
洸希｢それって……｣
彪馬｢俺たちと初めて会ったときは、歌いたいって気持ちを優先してなんとか受け入れてくれたのかもな。それで今はもうふつうに話せるけど。知らない人はやっぱり怖いんだろうな。｣
洸希｢それって…皆しらねーよな。｣
彪馬｢今日俺が気づいたから、たぶん誰も。｣
洸希｢それじゃあ、皆にも伝えた方がいいのか？｣
彪馬｢できればそのがいいかもね。協力できる……って待って。A、遅すぎない？｣
確かに。こんな話してて来ないなんて。
洸希｢心配だ。見に行こうぜ。｣
彪馬｢そうだな。｣
彪馬は気づいてたのに俺は……なにも気づいてやれなかった。
彪馬｢ねえ、洸希。あれ、Aだよね。……っおかしいだろ｣
彪馬の声が明らかに震えてた。
Aが、……泣いてる？
おいおい、ふざけんじゃねーぞ。
誰が泣かせていいって言った。
｢助けてだってよwこいつw誰もお前なんか助けねーよw調子のんなw｣
…とりあえず、黙れ。
洸希｢調子のってんのはお前だろ、クソ野郎。｣
彪馬｢なんで、俺らのA泣かせてんの？ふざけてんのかよ！｣
泣くな。A。
これからは、たった今からは俺らが、いや、俺がお前を守ってやる。
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メリ - しろさん» 教えて頂き、ありがとうございます！これからも更新頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！ (2019年8月19日 23時) (
レス) id: 1f8d43296a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 組み合わせのところの和哉くんの漢字が間違っておりました。確認をお願いします。作者様の作品を読んでこれからどんなストーリーになっていくのか楽しみです！応援しています(^^) (2019年8月18日 16時) (レス) id: 30f36c0093 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ | 作者ホームページ：http://gyonn.exo /nobel
作成日時：2019年8月17日 21時
