１~スパドラになるまで ページ3
ある夏の某日
外の温度とは、非対称なクーラーガンガンの部屋にいる私。
だが、額に流れる汗と胸の苦しさは収まらない。
それには理由がある。
?｢次〇〇番の方ー？｣
ドクン
少しずつ自分の番号に近づくたび、心臓が高鳴る。
力が入りすぎたのか、私はオーディション募集と書かれた手のひらの紙をクシャクシャにしてしまったみたい。
そう、私は今オーディション会場にいるのだ。
ただひとつの夢を叶えるために。
?｢お次の方？｣
私と同じ夢を持った人が次々と呼ばれていく。
この大勢の一人。すべて出しきって何かを残せるようにしないと。
ほほに汗が垂れるのがわかった。
A｢(メイク直しに行くか。)｣
まだ呼ばれるまで時間はある。
緊張を解すためにも一旦離れることにした。
とりあえず、トイレがある方に向かった。
?｢ほんとに………で…………が決まるの？｣
?｢た…んな。｣
会議室と書かれた部屋からぼそぼそと声が聞こえた。
男の人の声…としか分からなかった。
〜〜〜
メイク直しを終えて会場にまた向かう。
するとさっきのろうかにあった自販機に男の人が何人かいるのがわかった。
…なんか、めちゃくちゃ見てくるじゃん。
A｢こんにちは。｣
とりあえず、言うべきだよね。うん。
?｢……え、あ、こんにちは。｣
気づかなかったけど、かなりのイケメンさんだった。
芸能人さんかなんかかな？
おおっと、もういかなきゃ。
?｢なに、誰？｣
?｢わかんないけど、挨拶した。｣
?｢なにそれw｣
なんか言ってたけど、私には聞こえなかった。
〜〜〜〜
?｢お次の方ー？｣
……わたしだ。
頑張らなくちゃ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 195人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メリ - しろさん» 教えて頂き、ありがとうございます！これからも更新頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！ (2019年8月19日 23時) (
レス) id: 1f8d43296a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 組み合わせのところの和哉くんの漢字が間違っておりました。確認をお願いします。作者様の作品を読んでこれからどんなストーリーになっていくのか楽しみです！応援しています(^^) (2019年8月18日 16時) (レス) id: 30f36c0093 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メリ | 作者ホームページ：http://gyonn.exo /nobel
作成日時：2019年8月17日 21時
