２０ ページ25
壮吾side
俺たちの前で写真を撮るAちゃん。
撮る前は、
A｢緊張する。｣
って言ってたのに。
カメラマン｢いいねー！その調子！｣
いつの間にか顔が変わってて、Aちゃんの瞳に吸い込まれる気がする。
洸希｢なあ、壮吾。俺たちと同い年じゃないみたいだよな。｣
壮吾｢俺もちょうど思ってた。｣
ほんとに大人びてて、いつものAちゃんじゃないみたい。
壮吾｢あ、｣
今目があった。
壮吾｢…っ//｣
いつもと違う笑いかた。
目を細めて、微笑む感じ。
顔が赤くなってくるのがわかる。
ばれないように、手を振った。
そしたら、
A｢壮吾くーん！｣
っていつもの笑顔で手を振り返してくれた。
皆からの視線を感じるけど、今はそれどころじゃなくて。
心臓がドキドキいうのをおさめるのに必死だった。
洸希｢Aってなんであんなに惹かれるんだろうな？｣
壮吾｢いや、俺は。｣
洸希｢隠せてねーよ。っていうかお前以外の皆もな、顔見れば分かる。Aしか見えてねーよ。｣
気づかれてたか、とっくに。
洸希｢だからといって、俺たちの感情だけで思い通りにしちゃいけない。Aは、歌うために、必死に練習してる。だから、今はAを見守って、支えるのが俺たちの役目だな。｣
洸希ってやっぱり周りをよく見てるんだな。
壮吾｢そうだね。特に俺たちは同い年として、
Aちゃんのことわかってあげなきゃね。｣
洸希｢さすが、壮吾だな。でも、あんな顔で見られたら、ヤバイよなw｣
壮吾｢Aが可愛すぎるんだよ。｣
洸希｢な。｣
カメラマン｢はい、終わりー!お疲れ様！｣
A｢ありがとうございました！｣
終わったみたい。
ん？Aがこっちに来てる？
A｢壮吾くん！目合ったね。思わず手ふりかえしちゃって、写真撮ってるの忘れてた。｣
壮吾｢Aちゃん、すごいかわいくてね、手振っちゃった。｣
A｢え、ありがとう//｣
わ、その顔はヤバイ。
これで落ちない方がおかしいって。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「紅一点」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メリ - しろさん» 教えて頂き、ありがとうございます！これからも更新頑張りたいと思いますので、よろしくお願いします！ (2019年8月19日 23時) (
レス) id: 1f8d43296a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 組み合わせのところの和哉くんの漢字が間違っておりました。確認をお願いします。作者様の作品を読んでこれからどんなストーリーになっていくのか楽しみです！応援しています(^^) (2019年8月18日 16時) (レス) id: 30f36c0093 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：メリ | 作者ホームページ：http://gyonn.exo /nobel
作成日時：2019年8月17日 21時
