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gr｢まずだ、なぜホテルに泊まった？｣
どこかへ進み続ける車内で、突飛押しもない
質問をされる。
gr｢部屋が気に入らなかったか？｣
｢あ、いや…そういう訳では無いですけど｣
正直に言えば、怖いし場違い過ぎだしで暮らせない
ってことなんだけど。
｢私は前の部屋で十分満足していたので、
その、前の部屋に戻していただければ…｣
伺うよう提案するが、｢ダメだ｣と即答される。
gr｢こちらが巻き込んでおいてなんだが、
これから先、Aの命が危険に晒されないという
保証が出来ない｣
｢ん？｣
何その物騒な話!?
私ただのOLなんですけど!?
前世の記憶がうんぬんかんぬんでヤクザさんに
絡まれただけなのに…
｢なんで私が…｣
gr｢こっちの世界は、金や権力だけではなく、
力でも上へと昇り詰めることができる。
力が無ければ上に従い、力があれば下をまとめる。
…だが、たまにな。
立場を弁えてない奴も出てくる。｣
すらっとした長い足を組み替える。
gr｢普通に生きることが出来なかった、ならず者達の
集まりだ。
そんなヤツらの上に立ち統括している俺らは、
羨望を向けられると同時に多くの恨みを買うことも
ある。
そういう奴らは、ヤクザだろうが堅気だろうが
関係無い。
弱味を握って、こちらを揺すり、叩き落とすことで
権力も金も手に入れられるのだからな｣
私がその弱味に成りうるってこと…？
｢あの…今日限りでお互い関わら無ければいい話
では…？｣
gr｢それは出来ないお願いだな。
やっと妻を見つけたんだ、手放すわけが無いだろ？｣
｢だから、私何も覚えてないですって…｣
前世は前世、今世は今世で区切りつけてよ。
何も知らないのに、巻き込まれるなんて
たまったものじゃない。
zm｢Aは俺らのこと嫌い？｣
｢そういう訳じゃないですが…
それとこれとは…｣
振り向けば、すぐ近くにある端正な顔。
zm｢俺はAのこと大好きやで？｣
どストレートに言われる言葉と、真剣な眼差しに
情けない声が出る。
zm｢俺が絶対守ったるから｣
ぎゅっ、と力強く抱きしめられる身体。
肩にかかるゾムさんの髪。
｢んっ!?｣
私の行き場のない両手が、空をさまよった。
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パピ(プロフ) - Rinさん» コメントありがとうございます！ チノくんの長年の思いと、他メンツの前世からの思いどちらが勝つのか今後ともお楽しみください！ この作品を見つけて下さり、ありがとうございます！ (2021年4月13日 21時) (
レス) id: cbf5dcb5ea (このIDを非表示/違反報告)
Rin - 待って待ってこれチノ君をとてつもなく応援したくなる...続きが楽しみです！ (2021年3月31日 3時) (レス) id: ee43a6ccd3 (このIDを非表示/違反報告)
パピ(プロフ) - マイメロだからわかんなーいさん» コメントありがとうございます！ ちょうど行き詰まっていた所なので、コメントをいただけてとても嬉しかったです。これからもこの作品をどうかよろしくお願いいたします！ (2021年3月24日 21時) (レス) id: cbf5dcb5ea (このIDを非表示/違反報告)
マイメロだからわかんなーい - え、、？すき、、(尊死)更新頑張って下さい！！ (2021年3月23日 23時) (レス) id: 5d77be8336 (このIDを非表示/違反報告)
陽キャのコミュ症 - パピさん» ヨイショ、ヨイショ、、、、あ、頂上ついた。()やったぁ(深夜テンションンンン) (2021年3月22日 22時) (レス) id: e8fc875ea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パピ | 作成日時：2021年3月13日 17時
