乃木双葉は勇者であるｰｰ鷲尾須美の章･弐ｰｰ (ページ41)

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Another Memories…5 & あとがきページ41

翌日
私は大赦本部…ではなくその周辺にあるとある研究施設に来ていた

この研究施設では主に、勇者システムの改良や強化が行われている

先日、病室に訪ねて来た"柳沢"と名乗る研究員から預かった資料にそんな事が書かれていた

その中で多く乱用されていたのは"■"やら"■■"と言う普段の生活では絶対と言っても過言ではない程、聞き馴染みのない単語の数々が資料には綴られていた

勝手に入って良いのか分からず受付付近でうろうろしていると、後方から穏やかな女性の声が聞こえ咄嗟に振り返る

すると、そこには心底心配そうな表情を浮かべた黒髪短髪の若い女性研究員が居た

藁にもすがる思いで大雑把に状況説明をすると、快く目的地まで案内する事を承諾してくれた

御互い簡単な自己紹介を交わし、当たり障りのない話をしながら無駄に広い施設内を歩く

横目で辺りを見渡すと、思いの外個室部屋が多く連なっている

きっと何処の研究施設へ行ってもこのような物なのだろう

「柳沢さん、乃木さんお連れしました！」

自動ドアが勢い良く開かれ、雪村さんの後に続くようにして一歩足を踏み入れた

作業中だったのか不機嫌そうにこちらに顔を向けた柳沢さんと目が合い、反射的に会釈する

一旦、他の研究員に作業を任せて私達の居る扉付近まで歩み寄り、何故か婚約者である雪村さんを無視して、ありきたりな挨拶を交わす

本題である■■■実験の協力の有無について問われ、決まっていた答えの最終確認をする

"危険"と言う事は重々承知しているつもりだ

でも、これだけは分かる

これが…これこそが、私の"望み"であり"最初で最後の希望"だと直感が言っている

双葉『…はい、勿論です』

もう誰も失わない為に

これからの明るい未来の為に

＿＿全ては、未来の勇者と先代の勇者の為に

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乃木双葉は勇者であるシリーズ第1段"鷲尾須美の章"が無事完結しましたー！(*’ω’ﾉﾉﾞ☆ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

長かったですね…

新年挨拶の時に予告した通り、とある学園アニメとコラボします！

ゆゆゆの方はコラボ作品の時系列を合わせて登場させる予定なので暫く休憩ですかね…

まだページが余っているので"勇者御記＜解＞"として黒塗り部分を公開したいと思います！

勿論、ネタバレ有りなので本編を読んだ後に拝読する事をお薦めします

※アニメ未公開の勇者御記も公開予定

双葉『引き続き"乃木双葉は勇者である"を＿』

園子「よろしくね～」