【リクエスト】幾ら仲良しでもー前編ー ページ42
【後輩side】
『霞ちゃん何てもう知らないっ!!』
三輪「Aちゃん、待って…!」
今思えば、きっかけは本当に些細な出来事だった
それをズルズル引き摺ってここ数日、三輪先輩との連絡が途絶えている
そろそろ仲直りしないとなって思って文を打ってみるけど、三輪先輩にメッセージを送る勇気がない
現に今も、メッセージを送る手を引っ込めては伸ばしてを繰り返してる
虎杖「A、最近元気ないな。どったん?」
伏黒「俺に聞くな」
虎杖「釘崎は何か知らねーの?」
釘崎「知らないわよ」
しかも、クラスメイトにまで心配を掛ける始末…
そんな自分に呆れて思わず「はぁ…」と溜め息を吐き、打ったメッセージを消した
何やってんですかね、私…
「あ〜、もう!」と痺れを切らした様子でバンッと机を叩いて立ち上がった野薔薇ちゃんは、私の席の前で立ち止まる
釘崎「A、何があったの?さっさと吐きなさい」
『え?えっと、大した事じゃねぇので…』
スマホから視線を外して野薔薇ちゃんの方を見てそう答えると、今度は虎杖君が「そんな事ねーだろ」と心配そうな顔をして言った
虎杖「A、ここ最近ずっと元気ねーもん。相談ぐらい乗るよ。な、伏黒!」
伏黒「俺を巻き込むな。…まぁ、話ぐらいは聞いてやる」
皆からの圧に押されて、伏せ目がちになりながらも事の経緯を細かに説明しようと取り敢えず前置きをする
『これは友達の友達の話何ですけど…』
伏黒「その入りで大丈夫か?」
それじゃあ…
『これは友達の友達の友達の話何ですけど…』
虎杖「あんま変わんないって、それ」
そんなこんなありながらも、全部洗いざらい話し終わり何となく顔を上げる
すると、3人は何とも言えない表情をして黙りこくっていた
この気まずい沈黙を破るように「…はぁ、馬鹿ね」と呆れたように言って溜め息を溢す野薔薇ちゃんにぐうの音も出ず、思わず目を伏せた
釘崎「こんなグダグダ長引かせてると、後々収拾つかなくなるわよ。早い所仲直りしちゃいなさい」
虎杖「俺もそう思う。仲直りしないままってのはAも嫌だろ?大切な友達なら尚更」
『そ、それはそーなんですけど…』
そう言って口籠る私に、虎杖君と野薔薇ちゃんは「だけど?」と言葉を続けさせようと聞いて来た
しかも、めちゃくちゃ綺麗にハモってやがりますし…
『うちら、そもそも余り喧嘩する事がねぇんで仲直りの仕方が…』
そんな事を話していると、私のスマホに三輪先輩から着信が入った
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しーちゃん(プロフ) - れいなさん» 呪術女子可愛いですよね(*´∀`)♪ちょっと違うかなと思ったんですが満足して頂いて良かったです!応援ありがとうございます🙇 (2023年4月26日 23時) (レス) id: 14fcd02cac (このIDを非表示/違反報告)
れいな - ウィンドウショッピング読みました!呪術女子可愛いです(*^ω^*)応援してます! (2023年4月26日 21時) (レス) @page47 id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - リクエストありがとうございます!最近忙しくて全然書けていませんが、余裕が出来たら書かせて頂きたいと思います! (2023年1月1日 10時) (レス) id: 14fcd02cac (このIDを非表示/違反報告)
れいな - リクエストです。『ウィンドウショッピング』です。 (2023年1月1日 1時) (レス) id: be0b1c96e8 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - れいなさん» こちらこそいつも素敵なリクエストありがとうございます!今回のリクエストも喜んで書かせて頂きますね! (2022年6月12日 17時) (レス) id: 14fcd02cac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーちゃん | 作成日時:2021年5月7日 13時