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渚side
殺「先生を殺したいなら彼女はきっと心強い仲間になる筈ですよ」
いつもみたいに僕達を煽るようにそう言う殺せんせーに自然と笑みが溢れ、改めて
機械まで生徒にしちゃうのだから尚更だ
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殺「さて、網膜の細胞で細長い方は桿体細胞。後、太い方は？」
そう言いながら黒板に眼の図や補足点を書き終え、こちらを向いたタコ先生は転た寝をしていた菅谷君を指名した
指名された菅谷君はうっすらと目を開け、自分が指名されたのをやっと理解したのか｢やばっ｣と言って飛び起き、辺りを見渡す
丁度、自律思考固定砲台さんが何かを訴え掛けているのに気付き、答えであろうそれを音読して答えた
菅谷「えっと…錐体細胞？」
殺「こら、自律思考固定砲台さん！ズルを教えるんじゃありません！」
触手を畝らせて怒るタコ先生に、きょとんと不思議そうな表情を浮かべる自律思考固定砲台さん
自律「でも先生、皆さんにどんどんサービスするようにとプログラムを…」
殺「カンニングはサービスじゃありません！」
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倉橋「凄いすご〜い！」
岡野「へぇ、こんなのまで身体の中で作れるんだ〜」
興味深そうに言う倉橋さんと岡野さんの視線の先には、
自律「はい、特殊なプラスチックを体内で自在に生成できます。データさえあれば銃以外でも何でも」
得意気にそう言う自律思考固定砲台さんよりも、造形の方に目が行ってしまうのは許して欲しい
｢すげぇ造形｣と私の心の中を代弁する声が聞こえたが、これは誰の目から見ても同じ感想を述べるだろう
遠目から見ても分かる程、細部まで拘っており再現度も実物と瓜二つで度肝を抜かれてしまう
機会があれば私も、何か作って貰おうかな…
矢田「面白〜い、じゃあさ花とかも作ってみて」
自律「分かりました、花のデータ収集をしておきます！」
片手で小さな丸を作り快く了承する自律思考固定砲台さんに、矢田さんは｢うん！｣と嬉しそうに頷いた
自律「大手です、千葉君」
そのやり取りをする反対側では将棋を指して対局しており、千葉君の向かい側には不破さんが座っている
千葉「3局目でもう勝てなくなった…」
ガバッと将棋盤に顔を埋めて項垂れる千葉君に、その一部始終を傍観していた前原君と不破さんが自律思考固定砲台さんに対して感嘆の声を漏らした
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作者名：しーちゃん | 作成日時：2019年9月27日 21時
