乃木双葉は■■■である (ページ31)

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転校生の時間ページ31

烏間「皆…既に知ってると思うが、転校生を紹介する。ノルウェーから来た自律思考固定砲台さんだ」

引き攣った声を出しながら黒板に転校生の名前を記入する烏間先生に続いて、機械特有の声で｢皆様、よろしくお願い致します｣と淡々に言葉を述べ、すぐさまプツンと真っ黒な画面に切り替わった自律思考固定砲台(転校生)さん

そう、1席分開けて窓側に居る転校生(彼女)は正真正銘機械だ

｢烏間先生も大変だなぁ…｣と言うような空気が漂う中、わざとらしく口元に触手を当てて御丁寧に｢プークスクス｣と効果音付きで笑うタコ先生を烏間先生が睨む

それはそうだ…先生含め、こんなキャラの濃い学級見た事も聞いた事もない

烏間「お前が笑うな、同じイロモノだろうが。言っておくが、"彼女"はれっきとした生徒として登録されている。あの場所からずっとお前に銃口を向けるが、お前は彼女に反撃出来ない。"生徒に危害を加える事は許されない"、それがお前の教師としての契約だからな」

殺「…成る程、契約を逆手に取ってなりふり構わず機械を生徒に仕立てた。良いでしょう、自律思考固定砲台さん。貴方をE組に歓迎します」

自律「宜しくお願いします、殺せんせー」

機械仕掛けの転校生(自律思考固定砲台さん)を招き入れ、修学旅行明けの授業が始まりを告げた

1限目の国語の時間

タコ先生の分かりやすい授業の最中、この場に似合わない機械音が聞こえ板書していた手を止める

そちらに目を向けると、何丁もの銃を展開して今にも攻撃をしそうな雰囲気を醸し出している自律思考固定砲台(転校生)さんの姿が目に映った

双葉『かっ、格好良い…』

そう呟いた次の瞬間、無数の対先生用の弾が実弾だったら即死するレベルで建付けの悪い教室内に飛び交う

殺「ショットガン4門、機関銃2門。濃密な弾幕ですが、ここの生徒は当たり前にやってますよ。授業中の発砲は禁止です」

流石マッハ20と言うべきか

目の前に来た1発の弾はチョークを使って横に流し、それ以外の弾は全て躱していた

自律「気を付けます、続けて攻撃に入ります。弾道再計算、射角修正、自己進化フェイズ5-28-02に移行」

自律思考固定砲台…自己進化

もしかして彼女＿

顔を黄色と緑の縞模様に染め(舐めた顔をして)、｢チッチッチ…懲りませんね｣と言うタコ先生に又もや銃器を向け、攻撃を開始した

流れ弾が物凄い勢いで私達を襲い、もはや授業どころではなくなってしまったのは言うまでもない