乃木双葉は■■■である (ページ14)

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飛鳥side

双葉『まぁ、百歩譲って？運命とかない訳ではないとは思わなくはない訳で…＿』

つまり、"私もそう思う"って事だね♪

素直じゃないな～

まぁ、そこも含めて可愛くて好きなんだけど

そんなふたのんのツンデレ発言の次は、修学旅行の在り方や古都の魅力を事細かに話し出した

これは長くなるぞ…

そこで私、白羽飛鳥は考えました！

飛鳥「あ、ふたのん見て見て～。御朱印ゲットしたの～。はい、これふたのんの分」

名付けて"プレゼント(お土産)を渡して話を逸らさせよう作戦&そしてあわよくば話を終了させよう作戦"だ

長いから略して、"プレあわ作戦"とでも名付けるか

因みに、プレゼントの"プレ(･･)"とあわよくばの"あわ(･･)"ね

御朱印を手渡すと｢本当に良いの？｣と遠慮する声が聞こえ、思わず笑いながら｢良いの良いの～｣と軽い感じで言い、ふたのんが納得するように違う種類のタイプ(紙面と御朱印帳に書く)やつの合わせて、2枚買った事を説明する

飛鳥「だから、ふたのん遠慮しないで貰ってよ～」

そう説明して納得したのか、紙面タイプの八坂神社の御朱印を受け取り微笑んだ

双葉『ありがとう飛鳥。大切にするね』

殺人(天使)級のスマイルを見せられ、この可愛いふたのんをカメラに収めないとと言う使命感に駆られ、常備している一眼レフカメラを取り出し色んな位置から連写しまくる

今日も今日とてふたのん可愛い♪

ふたのんのデコピンを喰らう前に撮るのを止め、背中を向けて写真を確認する

飛鳥「ふふふ…これは追加、と…」

軽く50枚は越えてるであろく写真の中から、"ふたのん秘蔵アルバム"に追加するやつだけを厳選して残しておく

修学旅行から帰ったら速攻、現像しにコンビニ行こっと！

ふとスマホを開き時間を確認すると、もう次の場所へ移動する時間になっていた

やばっ！

双葉『飛鳥、迎え来てるけど…』

ふたのんの言葉で恐る恐る後ろを向くと、足早にこちらに近付いて来る担任の先生(栗ちゃん先生)と…苦笑いするクラスメイト

笑ってないで助けろよ！

兎に角、捕まる前にふたのんに1つ確認して置かないと…

飛鳥「ふたのん無理してない？」

そう耳元に囁き、問い掛けると少しだけ顔が曇ったのを見逃さなかった

－－

双葉『…別に、無理何てしてないよ』

怪しむようにこちらを見詰めていたが、深く詮索せず｢そっか｣と微笑む飛鳥の優しさに救われる

「久し振りだな、元気してたか？」