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Yugo-4 ページ19
特別お酒に強いわけでもないくせに飲むのが好きで、完全に出来上がって(場合によっては潰れて)しまったAを彼女の家まで送ってやるところまでが俺の飲み会。
それは、付き合い始める前も、付き合ってた時も、そして、別れた今も変わらない。
でも、今の彼氏さんはすごく面倒見がよくて、Aのことを迎えに来てくれる。
ほとんど寝てしまっているAを家まで運ぶのもまあまあな労力だから、最近はお任せしがちだった。
[で、マジでありえないとおもってえぇー]
｢うん｣
Aから聞かされる今カレとの惚気は、最近どこどこに行ってきただの、流行りのなんちゃらを食べただの毎回変わる。それに対し、愚痴は大体いつも同じ内容。お酒が入ると少々話を盛ってしまう癖のあるAのことだから、正直信憑性は低いけど、聞き飽きた、とか言ったら軽く南極までは吹っ飛ばされそうだから絶対に言わない。
｢えー、それはさすがにないわ｣
[そぉー、まじなのぉっ！ないでそ！？ないでそ！？]
だいぶ声が大きくなってきたな。
そろそろ飲むのやめさせて帰らせた方がいいか。
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作者名：夕霧に向日葵 | 作成日時：2021年9月25日 15時
