イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ47)

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☆あなたがいれば、大丈夫なのページ47

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『……え、』

園「私はあんたが一番、嫌いなの。

そのオドオドした態度、技術もない、上手くもない腕で私に指図するところ」

『な、なんで…』

園「チビでスタイルも良いわけじゃない、顔も平凡、そんなあんたがこいつと付き合ってること。

あんたさぁ、鏡見たことあんの？

あんたなんかが、こいつと釣り合うと思ってるわけ？笑」

そう、言って

笑いながら椅子に座った

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＿＿私は

自分でも、分かってるよ

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こんな、何もかも平凡な私なんて

壱馬くんなんかと釣り合わないって

、分かってるよ…

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すると壱馬くんは、優しく私の頭を撫でて

園川さんの方に歩いて行った

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壱「…お前さ、それなんて言うか知ってんの？」

園「…は？」

壱「お前がしてんのはただの嫉妬。
Aに嫉妬してるだけだから」

園「はぁ？笑

なんで私がこいつに嫉妬しなきゃいけないの？」

壱「良い事務所に所属して、プロの腕を持つ自分が教えられる立場にいるから。
自分には彼氏がいないのに、Aにはいるから。

それが理由だろ」

壱馬くんはそう言って、私の横に立った

壱「お前に何が分かんの？

こんなに優しくて、心が綺麗で、誰よりも俺を分かってくれるのはAしかいねぇんだよ。

別にバラしたいならバラせばいい。
好きなだけ言ってこいよ」

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壱馬くんのその言葉に、涙が溢れた

そして園川さんは、舌打ちをして部屋を出て行った

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『…かっ、かずまくん、園川さん、』

壱「大丈夫、俺がいるから。
もう…バレたっていい。俺、覚悟してるから」

そう、優しく、抱きしめた

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