☆RIKUくん ページ36
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R「…一回、出よっか」
RIKUくんに背中を支えてもらいながら、病室を出た
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出るとすぐ横のベンチに玲於が座っていて、
三人でベンチに座った
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R「倒れた時、頭打ってる場合があるので一応MRIで検査してもらったんですけど」
R「脳に異常はなかったみたいです」
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、よかった
本当に、よかった…
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R「今回倒れた理由なんですけど、脳貧血っていうものらしくて」
玲「脳貧血？」
R「はい。
自律神経障害からくる脳貧血らしくて、その場合ストレスとか睡眠不足が原因みたいで」
R「壱馬は、過度にストレスを溜め込みすぎてたのと、不規則な生活習慣が主な原因らしいです」
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ストレス、睡眠不足、不規則な生活習慣…
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一体どれくらいそんな生活…
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R「…あの、少しだけAちゃんと二人で話がしたいんですけど、」
玲「…ああうん大丈夫、結果も知れたし、俺もう帰るから」
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RIKUくんは私と話がしたいと言った
RIKUくんは、玲於に私達の関係は知られてないと思ってるから
それを配慮して言ったんだと分かって、
玲於もそれが分かったのか、また来るからと言って帰って行った
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R「あのさ、俺今まで何回か壱馬が調子悪いのは見てきてるけど、今回みたいなの、初めて見たんだ」
R「…壱馬と、何かあった？」
『…え、』
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そのRIKUくんの言葉に
なんて返せばいいのか分からなかった
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R「あ、その離れてても電話とかしてたでしょ？
その時とか、調子悪そうだなとか元気ないなとか気付いたのかなーと思って」
『、えっと…』
なんて言えばいいのか考えていると、RIKUくんは
何か察したように言葉を発した
R「…あ、ごめん喧嘩とか、してる？」
『ち、違うの、その…』
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…どうしよう
RIKUくんは信頼しているし、信用してる
あの日の事について、聞いてみようかな
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『…あの、聞きたいことが、あるんだけど、』
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私はゆっくりと、話し始めた
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作者名：もも
| 作成日時：2017年8月22日 0時
