イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ31)

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☆俺、もうだめみたいページ31

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北「、ねぇ壱馬っ、今すぐ医務室行こう？」

壱「…っなん、で」

R「何言ってるの？
そんな痩せて、声も出なくて、俺らが気付いてないと思ってるの？」

壱「俺は、大丈夫ですから…」

北「レコーディングは延ばしてもらうから、とりあえず壱馬は休んでよ。

…俺もう嫌だよ、こんなボロボロな壱馬を見てるの」

壱「っ…別に、こんなの全然っ」

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そう言って椅子から立ち上がろうとした瞬間

力が抜け、持っていた水のペットボトルから水が床に溢れた

壱「っ……はぁっ、」

それと同時に目眩がして、廊下の壁に手をついた

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北「壱馬っ⁉」

R「北人スタジオ行って誰か呼んで来てっ！！」

北「はいっ…！！」

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北人であろう足音が

遠く、遠く遠ざかっていく

見えるのは

床に溢れた水とペットボトル

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ああ俺

…もう、死ぬのかな

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まだAと話出来てねぇよ、俺

Aとやりたいことだって、沢山ある

一緒に行きたかった場所も

伝えたい気持ちも

まだ、沢山あるんだ

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A、行かないで

俺を、独りにしないでくれよ

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それを最後に、

俺は意識を手放した

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