イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ24)

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☆落ち着く声と優しい笑顔ページ24

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『もう、今メンディーさんいないからいいけど、いたら怒られてるよ笑』

玲「ほんとのことだからいーの笑」

鏡越しに顔をあわせて笑いあって、

ずっと、こんな日々が続けばいいな

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涼「A、最近すごい笑顔やん」

隣に座った涼太

まりさんに前髪をクリップで留められながら、私を見上げてそんなことを言って。

『え、そうかな？』

涼「ほんとほんと。ねー？ヤマちゃん」

山「うんうん笑最近ほんとAちゃん楽しそう」

…やっぱり不思議だ

絶対、玲於のおかげ

もうすぐ悲しい別れが待ってるっていうのに、笑顔が増えたなんて

涼「やっぱりあれ？彼氏パワーってやつ？笑」

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そう言う涼太の言葉に

思わず手が止まった

それに気づいた玲於は鏡越しに私を見ていて、

涼「…あれ？A彼氏おるんやろ？」

『…あ、えっと、』

山「Aちゃん彼氏いるんだ～！
やっぱ若いっていいね～！」

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…その瞬間

脳裏に浮かんだのはやっぱり壱馬くんで

忘れようとしてたのに

思い出さないように隠していたのに

一度浮かんでしまえば

…消すことは困難なのに

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玲「…A」

やっぱり落ち着く、この声

俯いてた私に優しく声をかけて

鏡から玲於を見れば、優しく微笑んで

玲「…大丈夫だから」

『…うんっ、』

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また、安心させられるの

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