イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ3)

今日:3 hit、昨日:21 hit、合計:996,368 hit

☆サンカクカンケイページ3

Reo side

店に着くともう顔馴染みの大将が俺に気付いて、何も言わず笑って頷いて。

今日予約したこの居酒屋、普段からライブの打ち上げとかプライベートでも来るから

もはや俺の行きつけ。

そのまま一番奥の個室に二人を連れて…

…やべ

今日も二人で来ると思ってたから予約二人にしてたんだわ

玲「ごめんA先壱馬と座ってて」

『あ、うん…』

二人が個室に入ってから、丁度通りかかった店員に伝えて座布団をもう一枚持ってきてもらって。

玲「俺こっち座るからそっち二人で座んなよ」

『…え』

Aの顔を見ると、眉を八の字にして何だか嫌そうにしてた。

さっき俺が来る前何があったんだか…笑

玲「嫌なの？こっち来る？」

壱「…俺は大丈夫っす早く座っちゃいましょ」

すると返事をしようとするAを遮って
俺の隣に座らせないように壱馬が急かした。

壱馬も必死だな～

…ま、俺もこれから仕掛けるけど

.

玲「じゃ、好きなの頼んでいいよ」

『…私唐揚げ食べたいな』

玲「ほんとA肉好きだよな笑」

『もう、お腹空いてるだけだってば！』

玲「ははっ笑ごめんごめん笑」

チラっと壱馬を見ると、また不機嫌そうなつまらなそうな顔してて

…おー怖

玲「えーとレモンサワー…あ、やっぱ烏龍茶の方がいいか」

『玲於お酒飲まないの？』

玲「今日は別に飲まなくてもいいわ笑
Aも酒強いわけじゃねぇしその方がいいんじゃね？」

『まあ、そうだね笑』

玲「壱馬はどうする？」

壱「俺もいいです」

飲まないのは仕掛けるため

ここで酔っ払って話覚えてないなんてことになったら全部パーだから

壱馬も飲まねえだろーなって思って一応聞いたけど、

早めに帰りたいかAと話がしたいかのどっちかだろうな

.

注文が終わると早速無言

そりゃそうだよな笑だって、

俺→Aと壱馬が付き合ってるのを知ってる

A→俺に関係がバレた。壱馬にはバレたこと言ってない

壱馬→Aと自分の関係は俺にバレてないと思ってる

ってことでしょ？

普通に考えたら超気まずい関係だよね笑

.