イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】番外編 (ページ18)

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☆今日こそ話そうページ18

Kazuma side

今日は特にイベントや撮影はなく、一日事務所。

こんな日だけなんだ

…” あいつ ”と離れられるのは

事務所にいれば、俺らは基本楽屋にいるし

会議や打ち合わせ、トレーニングとかだからヘアメイクとは関わらない

…そう、思ってた

.

まだ10時前

午前中は、ツアー中のGENERATIONSさんが会議をしているため

俺らはジムでトレーニング

で、午後からは俺らが打ち合わせでGENERATIONSさんがトレーニング

って感じで。

だから今はジムで追い込んでる最中。

今は体を絞ってる期間だから、普段は手を出さないメニューをやったりして

日頃のストレスを発散していた

.

＿＿昼

二時から打ち合わせのため、それまで楽屋で昼休憩をしていた。

いつも通り、

SNS用の写真や動画を撮ったり

音楽を聴いたり、打ち合わせの資料に目を通したりしているメンバー

このまま、このまま何事もなく打ち合わせも終わって

あいつにも会わず、いつも通りに帰ろう

そう思ってた

.

…そんな時、聞こえてきた陣さんの言葉

陣「あーそういえばもしかしたら今日桃瀬ちゃん来るかもしれんわ」

R「えっ⁉」

翔「やった！久しぶりに会えますね！」

拓「どうしてですか？」

陣「なんかな、LINEきてん。
今日事務所にいますか？って」

昴「なんでいきなり聞いたんですかね？」

陣「わからんけど、まあ何か用事があるんやろなー」

.

…Aが、ここに来る

こんなチャンス、ない

来たら今日こそちゃんと話をする。

そう心に決めた

.

それから少しして、ドアをノックする音が聞こえた。

…、来た

俺は変に緊張しながら、Aを待った

.

でも

ドアを開けて入ってきたのはAではなく

…あいつだった

.

園「失礼します」

R「あ、園川さん…こんにちは」

園「こんにちは。
すみません突然お邪魔してしまって」

陣「いや、別にええで。…で、どうしたん？」

あいつを見た途端、さっきまでAの話で盛り上がっていたのに

全員、危険を察知し静まった。

.