☆汚くて、情けなくて ページ6
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___全部全部、私のせい
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壱馬くんを怒らせてしまったのも
あんなに悲しい目をさせてしまったのも
玲於に ” あんな言葉 ” を言わせてしまったのも
どうして私はこんなに臆病なの…?
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壱「……なぁ」
『な、なに?』
壱「…俺のこと遊んで楽しかったかよ」
『え…』
壱「なんでバレたこと俺に言わねぇんだよ」
『…違うの、壱馬く』
壱「それならそれで玲於さんに話して秘密にしてて下さいねって言って終わったんじゃねぇのかよ」
『…っ壱馬くんちがっ』
壱「…そんなに玲於さんが好きか」
『…何言って』
壱「あんな笑顔見せたり玲於って呼んだりこんなに騙せるくらい好きか」
『ねぇ…っ壱馬くん聞いて』
壱「そんな好きなら玲於さんとこ行けよ」
『っね…壱馬くん…』
壱「…俺だけこんな好きなんてバカみてえだよな笑」
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私には追いかける資格なんてない
私はたった一つの大切なものを失った
私から壱馬くんがなくなったら
私もう…何もないよ
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恋の楽しさを教えてくれた
恋の苦しさを教えてくれた
恋の難しさを教えてくれた
いつだって何だって、
色んなことを教えてくれたのは壱馬くんだった。
壱馬くんがいたから、私は前向きになれた
自分に自信が持てるようになった
…初めて人を心からこんなに愛しいと思えた
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私は壱馬くんに何が出来た?
何を返せた?
バカな私は、考えても考えても
そんな答えは出ない。
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__私は臆病で汚い
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作者名:もも | 作成日時:2017年8月22日 0時