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子犬の看病4 -北人side- ページ35

.









北「…僕にうつして、いいから、」









、もう、だめだ



ごめん壱馬、僕はもう…無理だよ









.









そしてそっと、優しく唇に触れた



…触れてしまった







熱くて、熱くて、全部の熱が僕に伝って

脳から体全部、溶かすようだった









北「Aちゃ、ごめっ、」



『や、っ』









我に返って離すも、半分意識朦朧になりながらも
手を僕の頭に回してきていて


自分から求めてきていたのが分かった









少しして離すと、Aちゃんは回す手を緩めてて

僕は本当に我に返って、ベッドから退いた。









急いで部屋を出てタオルを取りに行くけど

たった何秒か前の出来事が頭を巡って、
自分がしてしまったことへの罪悪感が襲って、


脱衣所でタオルを握り締めながらうずくまった。








.









それからなんとか立ち上がって、桶に水を汲んで
もう一度Aちゃんの部屋に行って、

熱でぬるくなってしまった熱冷シートを取り替えて
タオルを濡らして、優しくおでこや体を拭いた。









北「Aちゃん…ごめんね、」



「…こんな汚い奴でごめん」









静かに寝息をたてて眠るAちゃんに



静かに、呟いた









.

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設定タグ:THERAMPAGE , 吉野北人 , 川村壱馬   
作品ジャンル:笑える話
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作者名:もも | 作成日時:2017年5月20日 22時

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