イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】 (ページ7)

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☆わけわかんないページ7

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次の日ー

私は道具等の準備があるため、早めに着くように事務所へ向かった。

エレベーターに乗り、メイクルームがある4階を押す。

今日が本当に初めての仕事だから、気を引き締める反面昨日とは違う緊張があってそわそわしながらエレベーター内に貼ってあるポスターや貼り紙を見る。

貼ってあったのはRAMPAGEさんの他にも色んなグループのポスター、新曲発売の広告などあって。

自然とRAMPAGEさんに目がいく。

…あ、壱馬くん

やっぱりだめだ、呼び捨ては慣れないから君付けで呼ぼう…

4階に着きメイクルームに入り準備を始める。

終わって心の準備もしていると、ガチャっとドアが開いた。

『あっおはようござ…います…

壱馬くん…』

壱「…はよ」

入って来たのは昨日、忘れもしないあの顔。

壱馬くん。

壱馬くんは机の端に鞄を置くと私の方に近づいて来て、昨日の記憶が蘇った私は自然と後ろに後ずさる。

『…あの、ちょっと壱馬くん…っ』

そして私は遂に昨日と同じ状況、壁にぶつかり
目の前に壱馬くん。

壱「今何つった？」

『…え？』

壱「だから今何つったって聞いてんの。
昨日壱馬って呼べっつったよな？」

『あ…いやそのことなんだけど、やっぱり呼び捨ては無理だから、君付けしてもいい…？』

壱「…はぁまあいいや。でも最初だけな。

…A今日髪下ろしてんのな」

壱馬くんはそう言うと、私の髪を触り口角を上げた。

何かと思えば、触っている髪を後ろに持っていき私の首筋に顔を近づけてきて。

『…ちょっ壱馬くん、何…』

壱「Aさ、あんま男に慣れてねーだろ」

壱馬くんは耳元でそんなことを言ってきて。
息が耳元にかかり、ふわりと香る香水の匂いに恥ずかしくなってしまって。

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次の瞬間、首筋にピリっと痛みが走った。

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『やっ…えっ⁉何っ…⁉』

私は痛みに驚き、壱馬くんの肩を押してしまった。

すんなりと離れた壱馬くんはまたニヤっと笑って

壱「ふっ笑

やっぱ慣れてない笑」

それだけ言うと壱馬くんはまた鞄が置いてある所に戻って行き椅子に座った。

訳が分からない私は、またその場で暫く佇んでしまっていた。

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