イケボの彼はドSだったらしい。【川村壱馬】 (ページ32)

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☆がんばれる、かなページ32

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『…と、いうことなんです』

R「「ええええええ！！！？」」

そうなりますよね…

私もさっき平然を装っていましたが心の中では驚きと不安とで大変なことになっていました…

あの後私は、これから桃瀬さんは撮影の仕事があるからまた後で詳しく話をしようと言われ、メイクルームに戻って来て皆さんにお伝えしている所ですが…

R「俺ダメ！Aちゃんいないとか考えられない！」

翔「RIKUさん！汗壱馬の顔見て下さい！顔！汗」

昴「壱馬さんの1番の敵はRIKUさんなんですから！汗」

壱「……睨」

慎「壱馬さんとりあえず落ち着いて下さい…」

…壱馬くん本当にごめんなさい

とりあえず今から出来るだけ壱馬くんを拝もうかと思います…

壱「…期間ってどのくらいなの」

『まだ詳しい話はしてないんだけど…、ツアー中は一緒に動くことになるから結構長いんじゃないかな…』

一気に不機嫌になり椅子にどかっと座る壱馬くん。

そして周りで騒ぐメンバーさん達…

なんかもう、とりあえずごめんなさい… (何故か謝る)

…だけど私が1番不安になっているのは園川さんのこと。

会った時には年上に見えた程、私より背が高くてスラっとしていて顔も小さくて大人な雰囲気で色っぽくて…

もう言い出したらきりがないけど、私なんかより断然魅力がある。

…壱馬くんのこと好きにならないかな

いや、こんな独占欲丸出しにする私が本当に本当に嫌なんだけど、でも…

壱馬くん格好良いし笑顔が可愛いし歌が上手いし本当に魅力沢山な人だから、誰もが惚れてしまうような人だから…

壱「…何泣きそうな顔してんの」

『…へっ、』

壱「変なこと考えてたんだろ。
俺のこと信用出来ない？俺はAのことしか考えられないしAしかあり得ないんだけど」

『っ、壱馬くん…』

色んなことを考えて溜息をついていたら、座ったままの壱馬くんがそんなことを言って。

真面目な顔をしてるんだけど、下から私を見上げるように言うからとても可愛いくて。

色んなことにドキドキして嬉しくて、結局そんな悩み消えちゃって。

『…うんっ』

壱馬くんはやっぱりすごい。

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…なんて考えていた私は甘かったのかな

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