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story4 ページ5

そのあとは急いでマフラーを取ったあと瑠奈の所へ戻った。
瑠奈は「遅い。すごい待った」と少し不機嫌そうに言ったあと、「ほら早く帰ろ」と私に手を出してくれた。

それが嬉しくなって思いっきり手を掴んで笑ったら「気持ち悪い」と言われてしまい...。
なんていう日常が私は好き。




『次、体育...やだなぁ』

「ヤダっつっても体育なのは変わらないから着替えるよ」

『瑠奈〜』

「それにあんた坂田くんの見れるじゃん。確か今日男女ともバスケでしょ?」

『さ、坂田は!もう終わったことなの!』

「ふぅん...?」




うぅ。怪しまれてる!確かに少し心残りってゆうか後悔はあるけど、吹っ切れてるはずだもん。多分...。

着替えて体育館に向かうと既に坂田はいた。
運動出来るもんね...体育はいつも楽しそうにしてるし。
...なんだ、私全然まだ目で追っちゃうじゃん。




「また見つめちゃって、やっぱり好きなんじゃん」

『ひゃ!?い、いきなり現れないでよ瑠奈。多分好きじゃないから』

「説得力なさすぎ。別に諦める必要はないんじゃないのー?」

『そう、かな〜?』




諦めるってゆうか、自分には手の届かない存在だって勝手に思い込んでる気がする。
報われるはずないからって決めつけて行動するのを怖がって、ダメだなぁ。



『あれ?坂田に話しかけてるのって...浦田くん?』



仲良かったっけ?楽しそうに話してるし。
浦田くんが男子と話すなんて珍しいなぁ。

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作者名:のんちゃん | 作成日時:2018年7月15日 3時

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