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そのあとは急いでマフラーを取ったあと瑠奈の所へ戻った。
瑠奈は「遅い。すごい待った」と少し不機嫌そうに言ったあと、「ほら早く帰ろ」と私に手を出してくれた。
それが嬉しくなって思いっきり手を掴んで笑ったら「気持ち悪い」と言われてしまい...。
なんていう日常が私は好き。
『次、体育...やだなぁ』
「ヤダっつっても体育なのは変わらないから着替えるよ」
『瑠奈〜』
「それにあんた坂田くんの見れるじゃん。確か今日男女ともバスケでしょ?」
『さ、坂田は!もう終わったことなの!』
「ふぅん...?」
うぅ。怪しまれてる!確かに少し心残りってゆうか後悔はあるけど、吹っ切れてるはずだもん。多分...。
着替えて体育館に向かうと既に坂田はいた。
運動出来るもんね...体育はいつも楽しそうにしてるし。
...なんだ、私全然まだ目で追っちゃうじゃん。
「また見つめちゃって、やっぱり好きなんじゃん」
『ひゃ!?い、いきなり現れないでよ瑠奈。多分好きじゃないから』
「説得力なさすぎ。別に諦める必要はないんじゃないのー?」
『そう、かな〜?』
諦めるってゆうか、自分には手の届かない存在だって勝手に思い込んでる気がする。
報われるはずないからって決めつけて行動するのを怖がって、ダメだなぁ。
『あれ?坂田に話しかけてるのって...浦田くん?』
仲良かったっけ?楽しそうに話してるし。
浦田くんが男子と話すなんて珍しいなぁ。
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作者名:のんちゃん | 作成日時:2018年7月15日 3時