【うらたぬき】わたしのことが嫌いでもわたしはあなたが好き

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くじは不運にも私の方が先。


クソ……。




これじゃずるできねぇ。




今はもうがむしゃらに引く。





「お願いします！！神様ぁぁ後ろの席がいいです！！！



ふあああっ！！」






掛け声とともに箱から紙を取り出す。

そこに書かれている数字を見る。



「８……。」




どこだろう……。





黒板に書かれている席の番号を見る。



はい終わったー


前から二列目ー

しかも先生の真ん前ー





浦田「お前先生の前とかまじうけるんだけど笑。

日頃の行いのせいじゃねーの？」



「ありがとうございます。」


浦田「え、キモい。」


「えへへ(*´σｰ｀)」






その顔マジそそるわー


バカにされてるんだどね。



さて、あとは浦田の席がどうなるかにかかっている。



また隣になれたらなぁなんて思う。

最悪私の席の近くでもいいから！！





先生「おい、次浦田だぞ。」




浦田「しゃ！一番後ろ引くから見とけよ。」





お願い！！


私の隣の「１１」を引け！！






浦田「え……と………




これは……１１か…？」



「え？マジは？」



浦田「隣って……もしかして？」



「(〃艸〃)ﾑﾌｯ」←





やっぱり私達は赤い糸で結ばれてるのではないだろうか！？







そして冒頭にさかのぼるのだ。

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